大人気コメディドラマ『フレンズ』のレイチェル役でおなじみのジェニファー・アニストン。女優のほか、プロデューサー、監督としての顔も持つ彼女が、現在出演しているApple TV+のドラマ『ザ・モーニングショー』での新たな挑戦について語っている。
『ザ・モーニングショー』でジェニファーは朝の人気情報番組で司会を務めるアレックス・レヴィ役で主演し、セクハラ疑惑で降板させられた相棒の司会者ミッチ・ケスラー(スティーヴ・カレル)のスキャンダルに巻き込まれるという役どころ。同作にはコミカルなシーンも多いが、一方で性的暴行やパワハラといった深刻なテーマを扱っている。
映画『ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き』や『モンスター上司』シリーズで共演したジェイソン・ベイトマンとともに、米Varietyのバーチャル・インタビューに参加したジェニファーは、インタビュアーからストーリーにコメディの要素を取り入れるよう脚本家にリクエストしたかを聞かれて次のように答えている。「いいえ。それは贈り物よ。私たちの脚本家はちゃんと分かっているから、多くを伝える必要はないの。私はラッキーだわ。ただ現場に姿を現して用意された脚本に目を通し、彼らが作り上げた感情のジェットコースターに乗るだけなの」
そんなジェニファーは同作に主演するだけでなく製作総指揮も務めているのだが、そちらの仕事についても言及。「演技をする時には我を忘れるものだけど、プロデュースは細部まで注意を払える分野よね。私はマルチタスクが得意だから、その日の撮影順序を見て、"これは、これぐらいの時間がかかるな"とか、"このシーンを入れ替えれば速く終わるな"とかが分かるの。でも、素晴らしいプロデューサーたちがいてくれるから、キャラクターに成りきって我を忘れてしまっても問題ないのよ」と述べており、チームに助けられながらのプロデュース業にすっかり慣れたようだ。
そして、ジェイソンが現在主演しているNetflixの犯罪ドラマ『オザークへようこそ』でエピソード監督を務めてエミー賞を受賞した話題になり、過去に短編やオムニバス映画の一編でメガホンを取ったことがあるジェニファーは『ザ・モーニングショー』で監督を務める可能性について語っている。「それが私の未来よ。できたら嬉しいけど、シーズン2では無理でしょうね。もしシーズン3があるなら、その時はぜひ監督をやりたいわ」
また、ジェニファーは『オザークへようこそ』とのクロスオーバーを提案。ジェイソン演じる会計士マーティ・バードがテレビを見ている時に、そこに『ザ・モーニングショー』のアレックスの報道番組が流れたら、両シリーズのちょっとしたクロスオーバーになって面白いかもしれないといった会話も飛び出した。
『オザークへようこそ』は今年6月に更新されたシーズン4がファイナルになることが決定している。『ザ・モーニングショー』はシーズン2への更新はまだ発表されていないものの、製作は進められているようだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ザ・モーニングショー』
© 2019 Apple Inc. All rights reserved.