『グッド・ワイフ』クリエイター、実在の連続殺人犯がテーマのポッドキャスト番組をドラマ化

人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』でクリエイターを務めたロバート&ミシェル・キング夫妻が、実在の連続殺人犯をテーマにしたポッドキャスト番組『Happy Face(原題)』をドラマ化することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

2018年から配信されている、米iHeart Media製作による『Happy Face』は、医療情報番組『The Dr. Oz Show(原題)』や犯罪ドキュメンタリー番組『Monster in My Family(原題)』に携わっているメリッサ・ムーアの実体験を綴った番組。彼女は15歳だった時に、父親のキース・ハンター・ジェスパーソンが"ハッピー・フェイス・キラー"と呼ばれた連続殺人犯であることを知る。ジェスパーソンは、メディアや検察官に笑顔マークを描いた手紙を送りつけていたことから、こう呼ばれていた。

成人になってから名字を変えたムーアは過去を隠し、終身刑に服している父親とも絶縁していたが、連絡してきた父親がさらなる罪を犯したことを認めたため、彼の事件について独自に調査し始め、父親が被害者の家族やムーア自身のアイデンティティに及ぼした影響について考え始めたとのこと。ムーアはその体験を綴った著書「Shattered Silence(原題)」を出版し、『The Dr. Oz Show』では犯罪特派員を務め、連続殺人犯と被害者の親族に焦点を当てた『Monster in My Family』では司会を担っている。

ちなみに、大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』のポール・"ジーザス"・ロビア役で知られるトム・ペインは、ポッドキャスト版の『Happy Face』を役作りの参考にしたと明かしている。彼が現在クライムスリラー『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』で演じているのは、悪名高いシリアルキラーを父に持つプロファイラーだ。

今回のドラマ版の脚本を手掛けるのは、アクション映画『ザ・シューター/極大射程』のドラマ版『ザ・シューター』のジェニファー・カシシオ。キング夫妻とムーア、そして『グッド・ワイフ』のスピンオフ『The Good Fight/ザ・グッド・ファイト』でキング夫妻とすでに組んでいるリズ・グロッツァーが製作総指揮を担う。

ドラマ版『Happy Face』のパイロットは米CBSの動画配信サービス、CBS All Accessで製作されるが、来年よりCBS All Accessの名前はParamount+に変更だと先日発表されたため、シリーズ化が決定した際にはParamount+で配信されることになりそうだ。(海外ドラマNAVI)

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『グッド・ワイフ』
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