『ドクター・フー』を手がけたラッセル・T・デイヴィスが、HIV/エイズに関する正しい知識が少ない時代に支え合い明るく生き抜いた若者たちを描く話題作『IT"S A SIN 哀しみの天使たち』がスター チャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-で配信されることが決定した。
1980年代ロンドンに生きるゲイの若者たちが、HIV/エイズに関する正しい情報と理解が少ない社会に翻弄されながらも明るくお互いを支えあいながら生きる様を描き、空前の大ヒットを引き起こした『IT"S A SIN 哀しみの天使たち』。放送局Channel 4で公開されるやいなや、同局史上"最も一気見(ビンジ)されたシリーズ"に。そして、本作の放送・配信後の1週間でHIV検査数が記録的な回数に達するという社会現象へと発展した。
舞台は1981年年ロンドン。同性愛者のリッチー、コリン、ロスコー、アッシュと彼らの親友ジルの5人は、ピンクパレスと名付けたアパートで共同生活を始める。様々な葛藤を抱えながらも楽しく暮らす5人だったが、HIVの感染が急激に拡大し仲間が次々とエイズを発症していく。
本作では「恋人、敵、犯罪者、聖人などは演じるものだが、ゲイというものは演じるものではない」というデイヴィスの信念のもと、ゲイのキャラクターには実生活でもゲイを公表している俳優を起用している。
主人公リッチーを演じるのは、世界的人気ミュージンシャン「Years & Years」としての活動でも知られるれ、LGBTQ+アクティビストとしても活躍している期待のアーティスト、オリー・アレクサンダー。仲間のコリン役にはカラム・スコット・ハウエルズ、ロスコー役はオマーリ・ダグラス、アッシュ役はナサニエル・カーティス、ジル役をリディア・ウエスト(『ドラキュラ伯爵』)が扮し、若手キャスト陣が好演。
そして、脇を固めるのは『ママと恋に落ちるまで』のニール・パトリック・ハリスや、映画『ホビット』シリーズのスティーヴン・フライら。
タイトルの『It"s a Sin』は、劇中にも流れるペット・ショップ・ボーイズの同名曲(邦題「哀しみの天使」)が由来になっており、オリー・アレクサンダーによる「Years & Years」も同曲をカバーしている。放送後には本作を見て感動したエルトン・ジョンが、アレクサンダーに連絡しイギリスのグラミー賞とも言われるブリット・アワードにおいてコラボパフォーマンスを披露したことでも大きな話題になった。
また、クイーン、カルチャー・クラブ、ワム!、ユーリズミックスなど当時ゲイ・コミュニティでも特に支持されていた80年代の人気ポップスが満載。それぞれのシーンに合った懐かしい楽曲が流れドラマを盛り上げる音楽も注目だ。
『IT"S A SIN 哀しみの天使たち』放送・配信情報(全5話)
【配信】
Amazon Prime Video 「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
字幕版:8月17日(火)より配信開始
同日より第1話を期間限定無料配信
https://www.amazon.co.jp/channels/starch
【放送】
BS10 スターチャンネル
字幕版:9月より放送予定
(海外ドラマNAVI)
Photo:
『IT"S A SIN 哀しみの天使たち』© RED Production Company & all3media international