大河ファンタジー小説「時の車輪」を原作としたAmazon製作のドラマ『ホイール・オブ・タイム』。この秋に日本でもシーズン1が配信スタートとなる予定だが、すでにシーズン2の撮影を開始したことがわかった。米Screenrantが報じている。
米国出身の作家ロバート・ジョーダンとブランドン・サンダースンによる「時の車輪」シリーズの小説は、J.R.R.トールキンの「指輪物語」以来、最も売れた大河ファンタジーシリーズの一つ。本作は、闇と戦う軍勢をまとめることができる竜王の再来を求めて旅をする主人公の冒険を描いたもの。
レイフ・ジャドキンズ(『エージェント・オブ・シールド』)が監督を務めるドラマ版『ホイール・オブ・タイム』は、2019年から製作が開始されていたが、当初その内容は謎に包まれていた。2つの川が流れるエモン・フィールドの様子が一瞬映るトレーラー動画や、<異能者(アエズ・セダーイ)>と呼ばれる驚異的な能力を持つ女性が集まった組織のメンバー、モイレイン役をロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』)が演じるといったキャストの情報、そしてシーズン1が今年11月の配信を予定していることなど、少しずつ情報が解禁されている。
本作の公式Twitterは、「And the wheel keeps weaving...」というコメントとともに、キャンドルで飾られたテーブルの前に本作のカチンコが写った写真を投稿。シーズン2の撮影が正式にスタートしたことを示唆している。
And the wheel keeps weaving... Filming for Season 2 of our series kicks off today! #TheWheelofTime pic.twitter.com/Dpj26qabMW
-- The Wheel Of Time (@TheWheelOfTime) July 19, 2021
シーズン1は8エピソードで構成される予定で、キャストには、滅亡したマルキア王国の王子ラン・マンドラゴラン役にダニエル・ヘニー(『クリミナル・マインドFBI行動分析課』)、主人公ランド・アル=ソア役にジョシャ・ストラドウスキー(『High Flyers(原題)』)、異能者ナイニーヴ・アル=メアラ役にゾーイ・ロビンス(『Black Christmas(原題)』)などの豪華な面々を起用している。
原作小説と前日譚である「新たなる春 始まりの書」には確固たるファンがいるため、Amazonには本シリーズ関連で映像化する素材が山ほどあり、今後何年もシリーズの製作を続けることが可能だろう。小説を読んだことがある人も、新しいファンタジーシリーズに挑戦したい人も、この新作には期待が持てそうだ。
Amazon Original作品『ホイール・オブ・タイム』シーズン1は、Amazon Prime Videoにて今年11月独占配信。(海外ドラマNAVI)
Photo:Amazon Original作品『ホイール・オブ・タイム』シーズン1/公式Twitter(@TheWheelOfTime)より