ジョン・ステイモス、『フラーハウス』不参加のオルセン姉妹について「誤解があった」

国民的人気を誇るシットコム『フルハウス』の放送開始からおよそ30年、現代を舞台に愛すべきファミリーが帰ってきた『フラーハウス』。オリジナルキャストがほぼ続投した中で、オルセン姉妹の出演は実現しなかったが、このことについてジェシーおいたん役のジョン・ステイモスがコメントした。米Screen Rantが伝えている。

1987年から1995年にかけて放送された米ABC製作の国民的シットコム『フルハウス』。妻を事故で亡くしたダニーが親友ジョーイや義弟ジェシーの力を借りながら3人の娘の子育てに奮闘するファミリーコメディ。本作で三女ミシェル役を演じた双子のメアリー=ケイト・オルセンとアシュレイ・オルセン、通称オルセン姉妹は絶大な人気を獲得し、スターダムを駆け上った。しかし2010年頃を境に女優としての活動は見られず、現在はファッションデザイナーとしてブランド「The Row」を立ち上げ、活動している。

2016年、Netflixによってリブート版『フラーハウス』が製作され、オリジナルキャストが再集結したが、オルセン姉妹は登場しなかった。キャストたちが築き上げた作品を超えた家族のような絆を信じて、せめて一瞬でも見られるのでは...と期待する声も多かったが、実現せず。世界中のファンが肩を落とさずにはいられなかった。

このオルセン姉妹の決断を巡って、いまだに論争になることもあるが、ジョンはオルセン姉妹の不参加について「大きく騒ぎすぎ」と米Insiderにコメントした。「二人に『フラーハウス』に戻ってもらおうとしたこと、二人が参加したがらなかったこと、いくつか誤解があったことを覚えているよ。いずれにせよ、大きく騒がれすぎた。二人が『フルハウス』以降に成し遂げた仕事は、注目すべきだよね。とても刺激を受ける。二人をちっちゃい子どものように扱うのはおかしなことだよ。いまや彼女たちはスマートで、パワフルで、大切な女性だ。昔だってスマートで、パワフルで、大切な子どもたちでもあったけどね」

ここでの誤解とは、かつてジョンが説得の方法を誤り失敗したという報道を指していると思われる。しかし、こうした出来事はあくまでも一要素に過ぎず、決断はオルセン姉妹がキャリアやプライベートを考えて下したものであるといえるだろう。

生後8カ月の時から『フルハウス』に出演し、スポットライトを浴びながら過ごした子ども時代。私生活などあってないようなものだった二人が、ようやく大人になって手に入れた人目にさらされない控えめな日々を守りたいという気持ちや、今の仕事に集中したいという思いは、理解ができる。

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Photo:『フルハウス』 ©Warner Bros. Entertainment Inc.