『アンという名の少女』シーズン3がNHK総合で放送決定!「自分の価値を決めるのは自分だけ」

モンゴメリの不朽の名作「赤毛のアン」をドラマ化した人気シリーズ『アンという名の少女』。シーズン2に引き続き、シーズン3がNHK総合にて放送することが決定した。(更新日:11月24日)

おしゃべり好きで、想像力豊かな赤毛の少女アンが新たな出会いや経験を通して、より広い世界に触れ、少しずつ大人へと成長していく姿を描く『アンという名の少女』。原作のエッセンスを生かしながら、現代的なオリジナルの物語を融合させた斬新な展開に引き込まれる人気シリーズも最終章。

シーズン3では、アンも(エイミーベス・マクナルティ)16歳に。進学を控え、さらに大人へと近づいていくなか、社会の不平等や恋愛などについて、戸惑いながらも自分の心に向き合い進んでいく。

20世紀目前のカナダ、アヴォンリーの村。アンは実の両親のことを知りたいと調べ始め、マリラとマシューは複雑な思いで見守る。彼女と同級生たちは大学入学試験の準備をするが、親友のダイアナは外国の花嫁学校に行くことになっていた。年頃のアンたちにとって恋愛や結婚も身近なものとなるが、アンはギルバートへの感情が恋だと気づかず戸惑う。アンにそっけなくされたギルバートは、医師の見習いをしている町の病院である女性と出会う。一方、アンは先住民族の少女と友だちになるが...。

思春期の少年少女たちの心の動きや成長に加え、現在の「SDGs(持続可能な開発目標)」に通じるジェンダーや人種の不平等、貧困、教育、多様性などのさまざまな社会の課題を見せてくれる本作。アンは「女性はこうあるべき」という古い慣習や偏見には断固抗議。結婚や仕事、自分の心を大切にして生きることに性別の違いなどないことを人々に訴える。

ファイナルシーズンとなる『アンという名の少女3』(全10話)は、11月28日(日)23:00よりNHK総合にて放送開始。(海外ドラマNAVI)

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『アンという名の少女3』© 2019 Northwood Anne Trois Inc.