『トランスフォーマー』シリーズのジョシュ・デュアメルと『ALMOST HUMAN/オールモスト・ヒューマン』のミンカ・ケリーが主演を務め、テキサスを舞台に描かれるNetflixのロマンチック・ドラマ『ランサム・キャニオン』が、シーズン2をもって打ち切られることが決定した。Netflixがシーズン3へ更新しない判断を下したため、劇中で描かれたステイテンとクインの物語はここで幕を閉じることとなる。
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視聴者数の急減と苦戦した『ランサム・キャニオン』シーズン2
ジョディ・トーマスの小説を映像化した『ランサム・キャニオン』は、もともと存続が危ぶまれるポジションに位置していた。シーズン1の配信時には一定の視聴者数を獲得したものの爆発的なヒットには至らず、打ち切りの危機に直面。初放送から2カ月以上が経過した後、エピソード数の削減(10話から8話へ)や助演キャストの刷新といったクリエイティブ面での全面的な見直しを経て、なんとかシーズン2の制作へと漕ぎ着けていた。
ストーリーラインのリセットなど大きな修正を施したシーズン2は、社内評価としては好意的に受け止められていたとされる。しかし、近年のNetflixにおける多くのシーズン2作品と同様の軌跡を辿る結果となった。初週の視聴数は410万回にとどまり、720万回を集めたシーズン1のオープニングウィークから43%の減少し、前作の水準を下回って復帰。週間Top 10に4週間踏みとどまったシーズン1に対し、シーズン2は3週間でランク外へと押し出された。
スターのギャラ問題と制作コストのバランス
Netflixがシーズン更新の判断を下す際、制作コストとパフォーマンスのバランスは極めて重要な指標となる。特に本作は、著名な主演ふたりを抱えているため相応の予算を要するプロジェクトであり、シーズン2で記録した数字はさらなるシーズンを勝ち取るには不十分だったと考えられる。
本作を巡る象徴的なエピソードとして、主演陣のギャラ交渉が挙げられる。2022年に共同主演のオファーを受けた際、ケリーはデュアメルと同等の給与を強く要求。パンデミック以降、業界全体で番組制作の縮小が進む中での強気な主張であったが、最終的に彼女の提示に近い水準で合意に達した経緯がある。
なお、前年比で同等以上の初週下落率を記録しながらもシーズン3の続投を勝ち取った作品としては、『ランニング・ポイント』や『フォー・シーズンズ』、さらには配信前に更新が決まっていた『ジェントルメン』『アバター: 伝説の少年アン』などが存在する。
『ランサム・キャニオン』シーズン1~2はNetflixで独占配信中。(海外ドラマNAVI)





