大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の生みの親であるダファー兄弟が製作総指揮を務めたNetflixの新作SFドラマ『ザ・ボローズ』が、シーズン1をもって早々に打ち切られたことは当サイトでお伝えした通り。配信スタートから1ヵ月足らず、しかも好調なスタートを切っていたにもかかわらずキャンセルとなった理由を、米Hollywood Reporterが伝えた。
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Netflix『ストレンジャー・シングス』チームの新作SF『ザ・ボローズ』がシーズン1で打ち切り
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のクリエイター、ダフ …
高額な制作費、Paramountとの4年契約も影響?
5月21日にリリースされた『ザ・ボローズ』は、高齢者向け居住地を舞台としたSFドラマ。理想郷のような高齢者向け居住地に未知の存在による脅威が迫り、ヒーローにはほど遠い者たちが自分たちの残り少ない人生を守るために立ち上がる…。
本作は、配信開始から最初の4日間で560万回のビュー数を記録し、Netflixの英語シリーズを対象とするランキングで第2位に。その翌週は首位に踊り出るなど、4週連続でトップ10入りを果たしていた。打ち切り発表と同じ日に発表されたニールセンの週間ランキングでも総合2位と好調だっただけに、早々の決断は疑問視されている。
複数の関係者によると、本作の問題の一つは非常に高額な制作費だ。全8話のシーズン1は、アルフレッド・モリナ、アルフレ・ウッダード、デニス・オヘア、クラーク・ピータース、ジーナ・デイヴィスといったアカデミー賞やエミー賞候補になったことがあるような実力派のベテラン俳優を多数起用し、一話あたりの制作費がおよそ1000万ドル(約15億円)に達していたと、ある関係者は証言。別の関係者は、実際の金額は「それをかなり上回る」と述べている。Netflixは作品の更新・打ち切りを判断する際に、視聴実績と制作コストを比較して評価することで知られる。『ザ・ボローズ』の視聴成績は悪くなかったものの、『ウェンズデー』ほどの大ヒットではなかった。
一方、ある情報筋によれば、ダファー兄弟がNetflixを離れてParamountと4年契約を結んだことが、Netflix上層部の感情を害した可能性があるとのこと。「彼らがNetflixを去って以来、両者の関係は厳しいものになっている」とその関係者は語るが、Netflixに近い別の関係者は、この見方を否定。「これは単純にビジネス上の判断だった」と主張する。ダファー兄弟に近い関係者も「兄弟とNetflixの関係は依然として良好。彼らは現在もNetflix向けに複数の企画を開発中だ」と述べている。
上層部の顔ぶれが変わったことも作品に対する考え方を変えた可能性がある。現在のNetflix経営陣は、そもそも『ザ・ボローズ』の企画を承認したチームではないからだ。当時ゴーサインを出したピーター・フリードランダーとブレア・フェターは現在Amazon MGM Studiosに所属、さらにかつてNetflix幹部だったシンディ・ホランドとマット・サネルは現在、ダファー兄弟と同じくParamountに在籍している。
複数の関係者は、復活の可能性はないと見ている。『ザ・ボローズ』出演者たちとの契約オプションを期限の6月15日までにNetflixが延長しなかったからだ。この判断によって、事実上シリーズは終了したことになる。
なお、打ち切りを受けてキャストの一人、活発で自信に満ちた元音楽マネージャーのレネーを演じたジーナ・デイヴィスが反応。打ち切りの理由は説明されなかったが、報道の前に知ることはできたという。「幸いなことに、今ではとても親しい友人になったプロデューサーたちが、ニュースになる前に知らせてくれました。みんな本当にがっかりしています。正直なところ、何が起きたのか分かりません。トップ10入りしている最中に更新されないと発表されるなんて、かなり珍しいことだと思います」
「本当に残念です。私たちは互いのことが大好きになったので、もっと一緒に仕事がしたかったです。クリエイターたちには、“同じキャストとスタッフでまったく別の物語を書いたら?”と提案しました。アンソロジー形式みたいにね」
「(もしも復活したら?)もちろん戻ります! レネーとカルロスのスピンオフでもいいですね」
ダファー兄弟はNetflixで『ストレンジャー・シングス』シリーズのほか、『ザ・ボローズ』とリミテッドシリーズ『なにかが、起きる』に携わっていた。これらの作品はすべてNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)








