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まるでコロンボとミス・マープル!型破りな弁護士が主人公の大ヒットドラマが日本最速配信『エルズベス』『マトロック』

エルズベス、マトロック


この春から学業や仕事で新生活を始めた人も多いだろうが、型破りな弁護士が新しい環境で活躍する2本のドラマをご紹介しよう。新シーズンがJ:COM STREAMで日本最速配信中の『エルズベス』『マトロック』だ。なお、どちらも型破りなだけあって、弁護士が主人公であるにもかかわらず、リーガルドラマとは定義しきれない作品である。その理由を、二つの定番ドラマと重ね合わせながら説明したい。

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定番と斬新さを合わせ持つ『エルズベス』『マトロック』の魅力

監視者と復讐者!リーガルドラマらしからぬ設定

エルズベス

一つ目の『エルズベス』は、日本リメイクも作られた人気リーガルドラマ『グッド・ワイフ』の新たなスピンオフだが、実は『刑事コロンボ』でおなじみの倒叙ミステリーとなっている。つまり、エピソードの冒頭で犯行の模様が描かれて犯人や動機が分かるという手法で、その犯人を豪華ゲストが演じているのも『刑事コロンボ』と同じだ。

本作のコロンボ役は、タイトルにある通りエルズベス・タシオニ。本家『グッド・ワイフ』にも何度か登場していたキャラクターで、その頃から異色だが鋭いところを垣間見せていた。晴れて主役となった本作では、NYPD(ニューヨーク市警)の不祥事により外部オブザーバーとして彼らの捜査を監視する役目を任され、シカゴからニューヨークへやってくる。そのため弁護士として裁判を担当するのではなく、オブザーバーとして警察の捜査に同行する中で事件の真相を見抜いていく。鋭い嗅覚でいち早く犯人に気づき、持ち前の積極性を生かして近づくと、相手の会話や仕草から犯人のミスを突いていく様はコロンボそっくりだ。

彼女が相手にする犯人は、億万長者や金融界の大物、舞台演出家、ファッションデザイナー、美容外科医、有名シェフ、ドラマスター、インフルエンサー、判事など多岐にわたる。また犯人を演じるのも、エミー賞を受賞している面々――マイケル・エマーソン、トレイシー・ウルマン、メアリー=ルイーズ・パーカー、ネイサン・レイン、エリック・マコーマック――など錚々たる顔ぶれだ。ちなみに、シーズン2の強敵として登場するマイケルはドラマスターとして有名だが、エルズベス役キャリー・プレストンの夫でもある。

マトロック

もう一つの『マトロック』の主人公は、30年ぶりに職場復帰した75歳の弁護士。年を重ねてから若者と働くことになった『ザ・ルーキー』『マイ・インターン』のようなキャラクターかと思わせておいて、実は非常に抜け目のない人物であることが分かってくる。年老いた人間は周りが気にしない存在=“透明人間”化することを生かし、彼女は復讐心を抱いてニューヨークの大手法律事務所に入り込むのだ。チームの一員として裁判に参加し、時には弁護士として法廷に立つこともあるが、真の目的は家族の復讐なのである。

1980年代後半から1990年代前半にかけて続いたドラマ(日本未上陸作『Matlock』)の主人公と同じ苗字――マデリン・マトロック――だと名乗っているが、それは偽名で本名はマデリン・キングストン。一人娘をオピオイド乱用で亡くしており、関連書類を隠蔽したことから法規制の遅れを招いた同事務所の関係者を見つけようとする。『アガサ・クリスティー ミス・マープル』のミス・マープルのように、無害な老婆を装って様々な情報を引き出したり、様々な場所に入り込むのが得意なマデリン。毎回、ちょっとした彼女の言動に裏の意味(別の目的)があったことがエピソードの最後に明かされる点も、見どころの一つだ。

エッジが効いた主人公の中に息づく、あのキャラのDNA

ここからは、両作の主人公をより掘り下げていこう。まず、エルズベスはコロンボと見た目は似ていない。ボサボサの髪とよれよれのトレンチコートがトレードマークなコロンボと違って、エルズベスは髪をきちんとセットし、毎回異なるカラフルな服を着て、両手に多くの鞄を抱えている。ただし、その奇抜さがゆえに相手の警戒を解くことに成功しており、結果的にはコロンボの外見と同じ効果をもたらしている。

一方でエルズベスの捜査スタイルはかなりコロンボと似通っており、観察眼に優れ、犯行にまつわる違和感や犯人の不自然な行動に気づくのが得意。しつこく、遠慮しない捜査方法が煙たがれることも多いが、疑われていることに気づいている犯人とのやり取りも『刑事コロンボ』と同じく見どころの一つ。時には犯人をうまく乗せて、相手が隠し持っていた証拠をまんまと手に入れることも。ある事件をきっかけに、犬を飼い始めるところもコロンボとの共通点だ。

また、人情にあふれ、犯人を逃したりはしないものの、不当な扱いや無駄死にはさせないように立ち回るのもうまい。そして理不尽には立ち向かい、必要ならば声を荒げる。

マトロック

対して、マデリンのミス・マープル要素は、主に彼女が周囲のキャラクターを騙す際に発揮される。事務所の隠蔽工作を暴くべく、日々の仕事をこなす傍らで関係者たちのパスワードや証拠書類などを少しずつ集めていくのだが、そのために機械が苦手なフリをして裁判所への携帯電話持ち込みを禁じさせたり、さりげなく盗聴器付きのペンを仕込んだりと暗躍する。

また、ミス・マープルの真骨頂といえば、自身が村で見聞きした出来事に照らせ合わせて事件の真相を見抜く点にあるが、マデリンも事件の関係者たちの実際の人間関係を、自分が知っている人の例から見抜いたりする。

そんなマデリンは、周囲を欺きながら事件と調査を同時進行させるという重圧に耐え切れず、時には感情を露わにしてしまう。しかし、穏やかな老婆という印象のミス・マープルにも激しい一面はある。自分の教育したメイドが騙されて殺人の片棒を担がされた末に殺された時は、怒りを露わにして犯人捜査に協力し、事件の最後には涙を流した。また、ミス・マープルは「復讐の女神(ネメシス)」と呼ばれるほどに正義を追究するが、マデリンも同じ資質を備えている。

見やすい一話完結形式と、その裏に潜む大きな謎

『エルズベス』『マトロック』は基本的に一話完結形式だが、ともにシリーズを通して描かれる大きな謎――前者は警察内部の汚職捜査、後者は娘の死を招いたオピオイド情報隠蔽――も存在する。ただし、前者は比較的早々にこの秘密オペレーションが周りにバレ、周囲から警戒されながら調査するという緊張感あるやり取りに変化。対して後者は、何度かマデリンの噓が露見しかけるものの都度乗り切るため、薄氷の上を歩くようなスリリングな空気が漂う。それぞれの謎は二転三転していくので、毎話描かれる事件、裁判の結末のほかに、そちらの行方がどうなるかを想像しながら追ってみるのもおすすめだ。

エルズベス

『エルズベス』は、そのほかにも続けて見る楽しみが満載。その一つが、話が進むごとに、過去の事件の関係者が再登場してくること。特にシーズン2最終話は、過去の犯人たちがまとめて姿を見せるという特別仕様で、ミュージカルシーン付き(!)だ。二つ目は、事件のレパートリーの豊富さ。様々な手口が描かれており、『刑事コロンボ』の名エピソード「溶ける糸」を彷彿とさせる凶器も登場するので、コロンボファンは探してみては?

ちなみに、コロンボの妻(カミさん)はしょっちゅう話に出るものの一度も画面に登場しない幻の存在だったが、エルズベスの場合は『グッド・ワイフ』の頃から口にするが出てこなかった息子テッドがシーズン2でついに登場! 息子がその後どのように関わってくるかにも注目してほしい。そのほかにも、『グッド・ワイフ』シリーズでおなじみの面々が姿を見せるので、過去シリーズが好きな人はお見逃しなく! もちろん、過去シリーズを見ていなくても問題なく楽しむことができる。

マトロック

『マトロック』の情報隠蔽問題は、関係者たちの様々な思惑が入り乱れ、2シーズンにまたがるほど大きなフックに。隠蔽した人間はシーズン1終盤で判明するものの、そこから新たな展開を見せつつ飽きさせない作りになっているので、見続けるほどハマっていくはずだ。

『NCIS』シリーズ2作、『オリジンズ』『シドニー』も最速配信!

J:COM STREAMでは、20年以上続く大ヒットドラマ『NCIS:ネイビー犯罪捜査班』とそのスピンオフの数々も配信中! 新たに『NCIS:オリジンズ』シーズン2と、『NCIS:シドニー』シーズン3が最速配信中だ。ともにクリフハンガーで終わった前シーズンから、目が離せない展開で再始動となる。

NCIS:オリジンズ

本家のチームリーダー、ギブスの若き頃を描く『NCIS:オリジンズ』では、シーズン2でギブスや彼の上司フランクスをより掘り下げていく。当初は若さゆえにサポート役に回っていたギブスだが、新シーズンではのちにリーダーとなる彼の資質が徐々に発揮されるように。そのほかにも、本家に何度か登場した若きダッキーが、同役を演じたアダム・キャンベルが続投する形でこの前日譚にも姿を見せるなど、オリジナルシリーズのファンにとって嬉しい要素が満載だ。また、シーズン1ラストで交通事故を起こし、生死が定かでなかったララのその後も明かされる。

NCIS:シドニー

一方、シリーズで初めて海外(オーストラリア)を舞台にした『NCIS:シドニー』では、少しずつ成長してきたチームがシーズン3で「過去との対峙」という新たな課題と向き合うことに。シーズン2最終話で謎の人物と再会していたブルーをはじめとするメンバーがどのような問題に直面することになるのか、注目してほしい。また、マッキーとDJの関係がどうなっていくかもポイントだ。話数が過去2シーズンの倍以上と大幅にボリュームアップしたこのシーズンは、フィナーレも2部構成と過去最大の盛り上がりを見せる。

パラマウント作品も見放題のJ:COM STREAMとは?

動画配信サービスの「J:COM STREAM」では、今回ご紹介した4作品――『エルズベス』『マトロック』『NCIS:オリジンズ』『NCIS:シドニー』――のほかにも、モーガン・フリーマンやデヴィッド・ドゥカヴニーがホストを務める『モーガン・フリーマンの華麗なる脱獄』『ファイルX:暴かれた極秘文書』などの注目作を最速配信中! さらには、『タルサ・キング』『イエローストーン』『メイヤー・オブ・キングスタウン』『モブランド』『スター・トレック:ディスカバリー』『スター・トレック:セクション31』のようなパラマウント作品を見放題で配信している。

そのほかにも、アジアドラマや国内の映画・ドラマや時代劇、お笑いライブやシネマ歌舞伎などのエンタメ、アニメといったコンテンツが視聴可能。テレビ朝日の最新ドラマ・人気バラエティを中心に幅広いジャンルの作品を擁する「TELASA(※)」も追加料金無しで利用できる。また、アニメ、国内・海外のドラマや映画、時代劇、歌舞伎など様々なジャンルの新作・話題作が見放題だ。(※TELASAは、一部作品を除くTELASA見放題プランの作品が対象。配信日が一部異なる場合あり。特典の映画館クーポンおよびPontaポイント還元の適用なし)

さらには、3ヵ月間にわたり毎月500円で利用でき、2万円キャッシュバックキャンペーン中の「J:COM TV シン・スタンダード」や、NetflixやDisney+をお得に楽しめるセットプランも充実している。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『エルズベス』シーズン3 © 2025 Paramount Global/『マトロック』シーズン2 © 2026 Paramount Global/『NCIS:オリジンズ』シーズン2 © 2025 Paramount Global/『NCIS:シドニー』シーズン3 © 2025 Paramount International

  • この記事を書いた人

Rafael

海外ドラマNAVI編集部。英国を中心としたミステリーものが好きで、アーサー・コナン・ドイル、アガサ・クリスティーの小説も愛読。ドラマや映画もその系統を優先しがちで、原作と映像化を比較するのも趣味の一つ。意図したわけではないが好みはマイナーで、愛したものがすぐに死ぬ(番組が終わる、キャラが去る)呪いに日々苦しみ中。

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