BBCによって正式にシーズン7の製作が決定したイギリスを代表するドラマの『ライン・オブ・デューティ』。2026年春にも撮影が開始されるとのことだが、主演を務めるマーティン・コムストンが待望の新シーズンについて語っている。
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シーズン7は過去最大級の事件が描かれる
Radio Timesのインタビューに応じ、「すべてが極秘にされている」と述べたマーティン。前シーズンで汚職対策班AC-12は解散したが、彼らは現在、警察規範監察局で働いているという設定だ。しかし、公式あらすじによれば、彼らは「過去最もデリケートな事件」を割り当てられ、「汚職対策の仕事はかつてないほど困難になっている」とのことだ。
シーズン7でAC-12が直面するのは、組織犯罪を一掃し称賛を浴びるカリスマ的な警部、ドミニク・ゴフに関する告発である。ゴフは信頼される立場を利用し、性的捕食者として振る舞ったとされている。しかし、「ゴフの事件は、依然として影で活動しているより大きな脅威から意図的に注意をそらすためのものなのだろうか?」という、さらなる深層を匂わせる問いが投げかけられている。
新シーズンには「新しいキャラクターを伴う新しく強力なストーリーラインがある」としつつも、最も注目すべき発言を残した。それは、視聴率1,280万人という驚異的な数字を記録したシーズン6のフィナーレ後に宙に浮いたままになっていた長年の疑問に、シーズン7がおそらく答えるだろうという示唆である。
以下、シーズン6のネタバレを含みますのでご注意ください。
クリエイター、脚本家、製作総指揮であり、復帰に並々ならぬ喜びを感じているというジェド・マーキュリオがどのプロットの要点を再検討したのかについて、マーティンは口を閉ざしている。しかし、ファンとメディアの間では、シーズン6で「H」の正体として明らかになったイアン・バックルズ警視(ナイジェル・ボイル)に関する納得できない声が根強く残っている。この暴露に、演じるナイジェル自身も当初はあっけにとられたという。彼は、元警視正であるバックルズを単なる役立つ馬鹿者だと考えていたからだ。しかし、彼は当時、「腐ったリンゴが必ずしも黒幕である必要はない。腐敗するのに犯罪の天才である必要はなく、それは単に甚だしい無能さと、見て見ぬふりをする人々によって起こり得る」と述べている。
ナイジェルは、バックルズがずっと黒幕であったという展開は「振り返って見直すと、これは天才的なひらめきだと思う」と評価しつつも、多くの視聴者は、バックルズが本当にHであることに納得しておらず、真の黒幕はまだ野放しになっていると考えている。
したがって、新シーズンで新しい物語が展開される一方で、長年のファンを納得させるためにもこれらの主要な未解決の疑問を取り上げる必要があるだろう。
『ライン・オブ・デューティ』シーズン1~6はPrime Video(シネフィルWOWOW)やU-NEXTなどで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Radio Times




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