『AND JUST LIKE THAT』終了もキャリーの物語は終わらない？サラ・ジェシカ・パーカーが語る

今年8月にシーズン3をもって終了した『AND JUST LIKE THAT…／セックス・アンド・ザ・シティ新章』（以下『AND JUST LIKE THAT』）。四半世紀にわたって続いてきた『SEX AND THE CITY』シリーズはついに終わりを迎えたはずだが、あのキャストが気になる発言をしている。

「単なる休止期間かもしれない」

もともと米HBOにて1998年に始まった『SEX AND THE CITY』は、エミー賞で作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞など7冠に輝くほど評価され、2004年に6シーズンで終了。その後、2008年と2010年に映画版が劇場公開され、2013年からは米CWにて主人公キャリーの若かりし頃を描いた前日譚ドラマ『マンハッタンに恋をして　～キャリーの日記～』も放送された。さらには2021年に米HBO Maxにて後日譚ドラマ『AND JUST LIKE THAT』がスタートし、ファンたちを喜ばせた。

『AND JUST LIKE THAT』終了から1ヵ月あまりが経ったこの度、前日譚ドラマを除く全作で主人公のキャリーを演じ、プロデューサーも兼任してきたサラ・ジェシカ・パーカーが、同作再演の可能性を匂わせた。テレビ番組『CBS Mornings（原題）』に登場したサラ・ジェシカは、クリエイターのマイケル・パトリック・キングと話し合った結果ながらも、番組を終わらせるのは難しい決断だったと発言。

さらにサラ・ジェシカは、「非常に特別で唯一無二な仕事に対する敬意から来るものだと思いますが、自分が何をしたいのか、それをすでにやり切ったのかを考えなければなりません。人々の寛大さや好意に甘えて無理に引き延ばすのではなく、すべてが本当にいい形でエネルギーに満ちている時に優雅に身を引くのが最善なこともあります」とも語り、多くのファンにとって予想外だった早期の番組終了は間違っていなかったという姿勢を示した。

ただし、キャリーの物語が完全に終わったとは限らないようだ。

「その決断が何を意味するのか、自分でもよく分からないんです。もしかしたら、単なる休止期間かもしれませんから」と続けている。

『SATC』が2004年に終了した時も、映画2作目が2010年に公開された後も、キャリーをはじめとしたニューヨークで暮らす女性たちの物語は完結したものと思われたが、休止期間を挟んで復活してきた。番組終了直後にプロデューサーも「キャリーはまだ生きているので、（復活の）可能性はある」と発言していたが、彼女たちの50代としての悩みを描いた『AND JUST LIKE THAT』以降がいつか綴られることになるのだろうか。

『AND JUST LIKE THAT…／セックス・アンド・ザ・シティ新章』と『SEX AND THE CITY』全シーズンは、U-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米CBS News、米Deadline