カオスな暗殺ビジネスを描く大人気アニメシリーズ『ヘルヴァ・ボス』でモクシー役を演じるリチャード・ホーヴィッツが、本作のアマプラ移行について舞台裏を明かしている。米Screen Rantが伝えた。
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『ヘルヴァ・ボス』アマプラ配信日&日本語吹替版声優が決定!『ハズビン・ホテルへようこそ』シーズン2の配信日も
2025年7月24日(現地時間/日本時間では今朝)、米サンデ …
YouTubeからPrime Videoへ、成功は確信されていた?
9月10日(水)よりPrime Videoで配信開始が予定されている『ヘルヴァ・ボス』。シカゴで開催された『ヘルヴァ・ボス』ファンエキスポのパネルに登壇したリチャードは、この移行について「予感していた」と説明した。その理由として、YouTubeでの人気ぶりと、熱心なファンによるコスプレ文化の広がりを挙げている。
リチャードは、当時を振り返り、こう語った。
「YouTubeの番組に参加するのは初めてだったが、脚本を読んでクリエイターのヴィヴィアン・メドラノに会ったとき、“これはやるしかない”と感じたんだ。その後、コンベンションに参加したら、『ハズビン・ホテルへようこそ』がまだパイロット版しか公開されていない時期から、コスプレを見かけるようになった。さらに『ヘルヴァ・ボス』のコスプレまで現れだして、これは大ヒットになると直感した。そして、『ハズビン・ホテルへようこそ』がPrime Videoで始まったら、『ヘルヴァ・ボス』も必ずそっちで配信されるだろうと確信していた。キャスト仲間であるブライス・ピンカム(ストラス役)にも早い段階で“きっとすぐAmazonでやることになるよ”と話していたんだ」
配信サービス移行がもたらす新たな可能性
これまで『ヘルヴァ・ボス』は、完成次第YouTubeでエピソードが公開されており、新作が配信されるまでに数カ月のブランクが空くことも珍しくなかった。もともと『ハズビン・ホテルへようこそ』のスピンオフとして始まったが、独自の物語を展開し、独立した世界観を持つ作品へと成長している。
リチャードの言葉は、このPrime Videoへの移行が偶然ではなく、必然であったことを強く示唆している。配信サービスで視聴できるようになったことで、ファンはより安定した視聴環境を手に入れられる。さらに、今後は『ハズビン・ホテルへようこそ』とのクロスオーバーが実現しやすくなるという大きなメリットもあるだろう。シーズン3でそれが実現するかはまだ不明だが、両シリーズの世界がこれまで以上に密接につながる可能性は非常に高い。
また、Prime VideoはYouTubeよりも表現の自由度が高く、シリーズの持ち味であるアダルトなジョークやストーリーがさらに活きる環境にある。すでにシーズン3と4の制作も計画されており、『ヘルヴァ・ボス』はPrime Video上で独自の道を歩みつつ、親シリーズと連携しながら、その成功をさらに拡大していく絶好の機会を迎えている。
YouTubeでの人気を足がかりに、Prime Videoという新たな舞台へ飛び出した『ヘルヴァ・ボス』。リチャードの予感どおり、この作品はインディーアニメ界にさらなる旋風を巻き起こすに違いない。
『ハズビン・ホテルへようこそ』シーズン1はPrime Videoで配信中。シーズン2は10月29日(水)よりPrime Videoで独占配信開始。『ヘルヴァ・ボス』シーズン1&2は9月10日(水)よりPrime Videoで配信開始。(海外ドラマNAVI)
参考元:Screen Rant