
『グッド・オーメンズ』『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』といった人気ドラマで知られるマイケル・シーンが、自身が製作したドキュメンタリー番組をめぐり訴訟問題に巻き込まれていることが明らかになった。
故郷に対する善行に思わぬ横槍
マイケルは自身の資金10万ポンド(約1910万円)を使い、故郷ポート・タルボットの人々が負っている100万ポンド(約1億9100万円)の負債を買い取って帳消しにする『Michael Sheen’s Secret Million Pound Giveaway(原題)』というドキュメンタリー番組を製作。制作会社Full Fat TVが手掛けたこの番組は英Channel 4にて3月10日に放送され、好評を博している。
WATCH Michael Sheen's Secret Million Pound Giveaway, Monday 10th March at 9PM pic.twitter.com/jeiinFUe64
— Channel 4 Dispatches (@C4Dispatches) March 4, 2025
英The Guardianによると、この番組に対して独立系TVプロデューサーのダニエル・エデルスティンとヒラリー・パウエルが、彼らが製作した2021年のドキュメンタリー番組『Bank Job(原題)』との類似性を指摘。Channel 4が製作した『Michael Sheen’s Secret Million Pound Giveaway』の独創性に疑問を呈している。
『Bank Job』は、プロデューサーのエデルスティンとパウエルが債務専門家の助けを借り、ウォルサムストウの住民が負っている100万ポンド相当の高利債務を特定し、4万ポンドを集めてその負債を全額買い取るという内容。二人の弁護士は、「マイケルの取り組みを支持するが、Channel 4のドキュメンタリー番組の独創性には疑問がある」と述べた。
対してマイケルの広報担当者は、2016年に英コメディアンのジョン・オリバーが米国で医療費の負債を買い取ったことにマイケルは刺激を受け、長年にわたり負債の不平等について活動してきたと反論。そんな彼の活動を目にしたFull Fat TVから、負債問題を扱う映画の語り手となり、地元の人々の負債を帳消しにするために自費で10万ポンドを払うことを提案されたのだと主張している。
Full Fat TVの広報担当者は、「『Michael Sheen’s Secret Million Pound Giveaway』は当社が独自に企画・提案し、Channel 4に売り込んだものです。マイケルが自身の資金10万ポンドを投じてこの国の信用取引制度の不公平さを訴える重要なメッセージが、根拠のない主張によって掻き消されてしまうのは残念です」と発言。また、Channel 4の広報担当者も、「両番組は大きく異なっており、一方が他方のコピーであると主張するのはバカげている」と反論する。
思いがけず訴訟に巻き込まれてしまったが、マイケルが主演する『グッド・オーメンズ』シーズン3の撮影は順調に進んでいるようだ。(海外ドラマNAVI)
Michael Sheen & Channel 4 Accused Of Ripping Off 'Secret Million Pound Giveaway' Series That 'Good Omens' Star Says Was Inspired By John Oliver https://t.co/P19nUd5cFv
— Deadline (@DEADLINE) April 2, 2025