イタリアの人気ドラマ『DOC（ドック）あすへのカルテ』をリメイクしたアメリカ版『DOC－わたしを思い出す日まで－』。今年1月に米FOXで放送が開始された本作が、シーズン1のフィナーレを迎える前に、早くもシーズン2へと更新された。
リメイク版『DOC－わたしを思い出す日まで－』とは？
アメリカ版の主人公エイミー（モリー・パーカー『ハウス・オブ・カード 野望の階段』）は、ミネソタ州ミネアポリスにあるウェストサイド病院の内科部長。厳格な仕事ぶりで敵も多かった彼女は、不慮の事故で脳に損傷を負い、過去8年間の記憶を失ってしまう。
離婚や息子の死、部下との恋愛など、自らの人生の重要な出来事を思い出せないまま、エイミーは復職を決意。しかし、後遺症を懸念する病院は彼女の代わりにリチャードを臨時部長に任命する。かつての自信に満ちたキャリアを失いながらも、エイミーは若手医師のような立場から再出発し、医療への情熱を貫こうとする。
FOXが異例のスピードでシーズン2更新を決定
FOXはシーズン1の放送が残り2話となったタイミングで、シーズン2への更新を発表。新シーズンは全22話構成となる予定だ。
『DOC－わたしを思い出す日まで－』は、視聴者の大きな支持を得ており、シーズン1の放送途中の時点で、遅延視聴を含めた総視聴者数は平均450万人を記録。これは、打ち切りが決定した『9-1-1: Lone Star』を上回る数字であり、2024～2025年のテレビシーズンにおいて、FOXで最も視聴されたドラマとなった。
FOXネットワークのマイケル・ソーン社長も、シーズン2の決定に対して次のようにコメントを発表している。
「視聴者の皆様がシーズン1を温かく迎えてくださったことを大変嬉しく思います。（ショーランナーの）バービー・クリグマンと（製作総指揮の）ハンク・スタインバーグは、テレビで最も感動的なシリーズの一つを生み出してくれました。この素晴らしい制作チーム、SONYのパートナー、そして主演のモリー・パーカーを筆頭とする素晴らしいキャストのおかげで、シーズン2の更新は非常に簡単な決断でした」
FOXの新たな看板ドラマに
FOXによると、シーズン1の第1話は放送開始以来、プラットフォーム全体で累計1600万人以上に視聴されている。これは、リアルタイム放送と同日視聴者数（220万人）から647パーセントもの増加を記録しており、NFLの試合後の放送を除けば、2020年に『9-1-1: Lone Star』がデビューして以来、FOXで最も視聴された新作ドラマの初回放送となった。
全10話となるシーズン1は、日本では2月20日（木）よりWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送・配信中。（海外ドラマNAVI）
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