『愛を耕すひと』マッツ・ミケルセンの名演を語る!トークイベント映像が解禁

“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンが母国デンマーク開拓史の英雄を演じた主演最新作『愛を耕すひと』が全国公開中。この度、映画コメンテーターLiLiCoと映画ライターよしひろまさみちが登壇したスペシャルトークの模様を独占解禁!

 

『愛を耕すひと』初日満足度ランキング1位を獲得

“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンが、母国デンマーク開拓史の英雄を演じた主演最新作『愛を耕すひと』がついに公開を迎えた。劇場には20代~シニアまで、マッツファンや映画ファンなど幅広い客層が来場し、都心部では満席回も見られた。SNSでは、「今年ベスト級の傑作」「今年、スクリーン初泣き」「涙が止まらない」「マッツに愛を耕された」「観終えると邦題が沁みる」といった満足度の高い口コミが多く、レビューサイトFilmarksの初日満足度ランキング1位を獲得! 公開前から4.0の評価、トレンド上位もキープしている(2/20現在)。

本作は、マッツ演じる貧しい退役軍人の主人公ケーレン大尉が、貴族の称号を懸けひとり荒野の開拓に挑む最中で、有力者の元から逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや親に捨てられた少女アンマイ・ムスたちと出逢い、徐々に心を通わせあたたかく変化していく姿を描く感動の物語。

マッツは繊細な演技も素敵にできる【トークイベント動画】

ゲストのLiLiCoとよしひろは、「どの時代にもプライドが邪魔をして人を信じられない人たちが多い中、この映画に出てくる女性たちは強くて優しい」と評価。行き場を失った彼女たちは、ケーレンの元に身を寄せ暮らすようになるが、資金難や過酷な自然環境、さらには有力者からの非道な仕打ちと、次々と襲い掛かる試練にも屈することなく信念を貫き通す力強さをみせる。

そして、そんな彼女たちのひたむきな姿勢が頑なに閉ざしていたケーレンの心を溶かしていく…。その繊細な心の移ろいを表現したマッツ・ミケルセンについてLiLiCoは、「最初は誰も共感できない冷たい人だったのが、だんだんと人間らしくなっていき、少しずつあたたかみを知っていく。そういう繊細な演技も素敵にできる方だからいいですよね」と称賛する。

またデンマーク映画について、自身も同じ北欧の出身であるLiLiCoは、「生み出すものが少ないからこそ、脚本がすごく大事」と物語性の高さを裏付ける背景を語り、よしひろは「十数年前まではデンマーク映画といえばラース・フォン・トリアーというイメージが強かったですが、ようやくニコライ・アーセルのような本格派のドラマを撮れる監督が出てきてくれた」と続ける。

デンマークの主食のひとつであるじゃがいもの起源を描いているとも言える本作。“『オデッセイ』以来のじゃがいも映画の傑作”という映画評もあることについて触れられると、観客から笑い声が起こった。

“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンの魅力はもちろん、現代にも通ずる女性のたくましさ、デンマーク映画ならではの脚本力の高さ、泣ける“じゃがいも映画”など…見どころがたくさん詰まった〈愛の軌跡〉はぜひ劇場で確かめてほしい。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『愛を耕すひと』© 2023 ZENTROPA ENTERTAINMENTS4, ZENTROPA BERLIN GMBH and ZENTROPA SWEDEN AB