制作中断していた『グッド・オーメンズ』シーズン3、90分の1話のみで幕を閉じることに

最終章となるシーズン3の制作が一時中断されていたAmazonの『グッド・オーメンズ』。クリエイターで原作者のニール・ゲイマンが身を引くかといったニュースも報じられていたが、90分の全1話構成で最終章が締めくくられることがわかった。

 

ニール・ゲイマンなしでの制作再開へ

ゲイマンがテリー・プラチェットと手掛けた人気ファンタジー小説を元にした『グッド・オーメンズ』。最終章となるシーズン3の制作が進んでいるはずだったが、先月、複数の女性からのゲイマンに対する性的暴行の告発後、一時中断されていた。なお、ゲイマンは非合意の性行為に関するいかなる告発も強く否定している。

そして、この度、Amazonによってシーズン3制作再開が明らかに。しかし、最終章にゲイマンは関与せず、製作総指揮としても名前が残ることはないとのこと。90分1話構成となるシーズン3は、2025年のはじめにスコットランドで撮影が開始予定。

他のゲイマン作品は?

2019年にPrime Videoで配信された『グッド・オーメンズ』はゲイマンがクリエイター、製作総指揮、そしてショーランナーとしてクレジットされていた。主役の天使アジラフェール役をマイケル・シーン、悪魔クロウリー役をデヴィッド・テナントがそれぞれ演じている。本来はシーズン1のみのリミテッドシリーズとして制作されていたが、爆発的な人気により、ゲイマンが2015年に亡くなったプラチェットと生前に話し合ったアイデアをもとに、シーズン2へ更新されていた。

Disneyで進められていた別のゲイマン作品「墓場の少年 ノ-ボディ・オ-エンズの奇妙な生活」の映画化も、この告発を受け制作を中止。「アナンシの血脈」のドラマ化もAmazonで進んでおり、撮影自体は2022年の5月に終了済みで、本作は2025年の配信が予定されている。

『グッド・オーメンズ』シーズン1~2はAmazon Prime Videoで独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Amazon Prime Original『グッド・オーメンズ』