マーゴット・ロビー、『アメリカン・ホラー・ストーリー』のオーディションに落選した理由とは?

DC映画『スーサイド・スクワッド』フランチャイズのハーレイ・クイン役で人気を博し、世界中で大ヒット中の映画『バービー』に主演しているマーゴット・ロビー。ハリウッドで押しも押されぬ大スターとなった彼女が、2012年に米FXで放送された『アメリカン・ホラー・ストーリー:アサイラム』(以下『アメホラ』)のオーディションに落ちた理由を、キャスティング・ディレクターが明かしている。

マーゴットのオーディションを振り返る

『アサイラム』のオーディションが開始された当時、マーゴットは短命に終わったドラマ『PAN AM/パンナム』などに出演していたが、2013年公開の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で注目される前でほぼ無名に等しかった。

Indie Wireによると、『アメホラ』のキャスティング・ディレクターであるエリック・ドーソンがポッドキャスト番組『In the Envelope: The Actor’s Podcast(原題)』に出演。マーゴットのオーディションを振り返り、配役されなかった理由を語っている。

「マーゴットは素晴らしい要素をたくさん持っているし、そういった俳優と一緒に仕事が出来ないのは辛いことです。おそらくマーゴットは、私が一番気に入ったオーディションの一つであり、それは彼女がブレイクする直前で、彼女はスターでした。彼女が部屋に入ってきた時のスター性が凄まじく、彼女は役を獲得できなかったものの、キャスティング・ディレクターとして、“これはスターだ。彼女をどうしたらいいのだろう?”と思いました。すぐに彼女は私たちの採用候補から外れてしまいましたが、キャリアが上昇しつつある人々を見ることがキャスティングの楽しいところなんです」

ドーソンは、マーゴットがどのキャラクターのオーディションを受けたのかは明かさなかったが、どうやら彼女のスター性が強すぎて、その役に相応しくないと判断されて落選となったようだ。

『アメホラ』のオーディションに落選した直後にマーゴットは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のヒロイン、ナオミ役に抜擢。続けて、『フォーカス』や『マネー・ショート 華麗なる大逆転』などの大作映画に出演し、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』ではアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。DC映画ではハーレイ・クイン役で新境地を開拓し、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。

なお、サブタイトルが『Delicate(原題)』と題された『アメリカン・ホラー・ストーリー』のシーズン12は、米FXにて9月20日(水)より放送スタート。(海外ドラマNAVI)

Photo:©︎James Warren/Famous