BBC『ザ・スプリット 離婚弁護士』イタリア版製作へ

映画『SHAME -シェイム-』や『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』でペンを執ったアビ・モーガンがクリエイターを務めるBBCのリーガルドラマ『ザ・スプリット 離婚弁護士』。放送を控えるシーズン3で終了になることが判明しているが、そのイタリア版が製作されることが明らかになった。米Varietyが報じている。

『ザ・スプリット 離婚弁護士』のイタリア版のタイトルは『Studio Battaglia(原題)』となり、脚本は『On My Skin(原題)』でイタリアのゴールデン・グローブ賞を受賞したリザ・ヌル・スルタンが担当、監督はシモーネ・スパーダ(『Hotel Gagarin(原題)』)が務める。

イギリス国外でリメイク版が製作されるのは実は今回が3カ国目。2020年には韓国のJTBCによって製作が進んでいることが報じられ、昨年はトルコ版『Evlilik Hakkinda Her Sey(原題)』も誕生していた。

イタリア人キャストとしては、バルボア・ボブローヴァ(『純粋な心』)、ミリアム・ダルマッツィオ(『Anna(原題)』)、マリナ・オッチョネッロ(『Monterossi(原題)』)、ルネッタ・サヴィーノ(『これが私の人生設計』)、マッシモ・ギーニ(『ニュー・ポープ 悩める新教皇』)、トマス・トラバッキ(「『Baby/ベイビー』」、ジョルジョ・マルケージ (『最初で最後のキス』)らが参加している。すでに撮影は完了しており、2022年中に公開される予定だ。

『ザ・スプリット 離婚弁護士』は、様々な離婚ケースとシリーズを通して絡み合うデフォー家の女たちのストーリーを1話完結型で描いたもの。2018年に英BBC Oneで放送され、米国ではサンダンスTVと共同制作された。シーズン2では、平均600万回以上、1900万回以上のストリーミングを記録、2020年にBBC iPlayerで最も視聴されたドラマシリーズの第3位となった。そして2021年2月、シーズン3で幕を閉じることが発表された。

出演者にはニコラ・ウォーカー(『埋もれる殺意』)、スティーヴン・マンガン(『マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド!』)、フィオナ・バトン(『グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース』)、アナベル・スコーリー(『ソールズベリ 毒殺未遂事件』)ら。

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Photo:

『ザ・スプリット 離婚弁護士』シーズン2 (c)SisterPictures/BBC.Photographer: Alex Telfer