全米でシーズン6が放送中で、日本でも1月25日からWOWOWで日本最新シーズン5が放送される大人気海外ドラマシリーズ『クリミナル・マインド』。
毎回、背筋も凍る異常犯罪の連続殺人犯が登場して、BAU(行動分析課)と呼ばれるFBIのプロファイリングのエキスパート・チームがその犯人像に迫り事件を解決していくこの作品、その犯罪の特徴や手がかりを読み解いていく過程やストーリーがすごくよくできているし、犯人を追いつめていく緊張感もクセになって、大人気なのも納得のシリーズ。
その事件を解決するBAUのメンバーの一人で、24歳にして3つの博士号を持ち、1分間に単語を2万語読むIQ187大天才スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーが、最新シーズンの放送とDVD発売に先立って緊急来日!
一見、細っちょ色白のロン毛でヨワっちそうなオタクキャラのリードなんだけど、実は大人気のキャラ。確かに、ちょいとひ弱そうな風貌や繊細な内面にキュンとくる女性は多いと思うし、若き天才が人間的に成長していく歩みを視聴者も一緒に経験できるところが魅力なのかも。
その上、実はこのマシュー、俳優デビューの前は有名ブランドのモデルを務めていたというから"ひ弱なオタクキャラ"っていってもルックスは超逸品なわけ。しかも、監督やったり、水彩画を描いたり、レコード会社を立ち上げたりとその才能はマルチ。
そこで、ギークな天才ドクター・リードの素顔ってばどんなんだ!?ってことで、突撃してきました~!
取材の現場に入ってきたマシューはニコニコ顔でとってもゴキゲンな感じ。たくさんの取材とイベントこなしてるだろうに、疲れてないのかな~と思いながらも話を始めましたが終始にこやか。まずは『クリミナル・マインド』について。
IQ187という天才ドクター・リードの役作りについて教えてください。
――まるで1940年代の人がタイムマシーンで間違って2010年にいるような、時代錯誤な現代にはいない古典的な人を作りたかったんだ。映画にもなった小説『アラバマ物語』(原題:To Kill a Mockingbird)のアリカス・フィンチから発想を得たんだよ。リードはどこにも当てはまらない新しいキャラクターにしたかった。銃の持ち方も独特にしたら街中で「銃の構え方が変だよ」って言われることもあるよ(笑)。固定概念にとらわれない形でリードを作り上げていったんだ。
初めは弱さを持ったリードが、いろんな経験を経て成長する過程がシリーズを通して見られますね。
――テレビの長寿番組の登場人物って、初めに決められた設定から変わらないことが多いんだよね。でも人は成長するでしょう。リードも初めは弱いところもあったけど、いくつかのターニングポイントを経て自信をつけ、社交的なところも身に付けた。実際に、シーズン5ではリードが主導権を執るところもあるんだ。リードを成長させてくれた作家陣に感謝だね。
シーズン5の第16話「Mosley Lane(原題)」で監督されましたね。いかがでしたか?
――衣装、キャスト、音楽にはこだわったよ。映画『The Life Aquatic with Steve Zissou(原題)』で共演したバド・コートとまた共演できたのは嬉しかった。とにかくすごく楽しかった!
あなたのモキュメンタリーの監督作品をYouTubeで見ましたよ。
――え~本当!? ありがとう、ありがとう! でも、あのジョークが通じるかな~。日本語の字幕を付けたいと思ってたんだよ。
尊敬する監督は誰ですか?
――たくさんいるよ。コーエン兄弟、ウェス・アンダーソン、ウディ・アレン、ジム・ジャームッシュ、アルフレッド・ヒッチコック、ジョン・ウォーターズみたいに、自分の色を確立して、ユニークなことをやってくれる監督が好き。日本人だと、三池崇史とかね。
改めて、ドクター・リードってどんな人ですか? あなたとの共通点はありますか?
――リードは、慈愛に満ちている人で、弱さも持っているし、頭脳明晰。すごくハートのある人だね。リードは僕より頭はいいけど、僕の方が箸の使い方は上手いよ。あと、たくさん働くところは似てるかな。
ファンはドクター・リードのファッションにすごく興味があるんですが、リードのファッションについてどう思いますか?
――最初リードの服装は、時代遅れの古めいたスタイルで周りにもダサいといわれてたんだけど、今ではカッコいいと認められてしまった。でもリードはそれではだめだから、ユニークなことをこれからしていかないとね。
あなたの今日の服装は?
――酔っ払った幼稚園の先生(笑)。だらしない感じ。このマスコットは、友だちが作ってくれたオバケさ。
実は、海外ドラマNAVIでは勝手に「妄想クロスオーバー 勝つのはだれだ!? 『デクスター』VS『クリミナル・マインド』にホレイショが乱入」というコラムで、デクスター、BAU、ホレイショの三つ巴になったら誰が勝つ(逃げる?捕まえる?)でしょう?と読者に投票してもらったところ、「デクスターが逃げる」という意見が圧倒的だったんです。
――それは間違ってるよ! デクスターは僕らが絶対に見つけ出す。もう実際に捜査してるもんね(笑)。
ちなみに、クロスオーバーしてみたい番組は『シンプソンズ』、『サタデー・ナイト・ライブ』、『ビッグ・バン・セオリー』とのこと。
海外ドラマNAVI編集部が見たギークな天才ドクター・リードの素顔は、会話の最中に笑いを絶えさせないユーモアを持ち、カメラの前に立ったらさすが元ファッションモデルのポーズを決め、創作活動の話になると目はキラキラ、そしてリードという役柄や作品にとても愛情を注ぐ、陽気で独自な世界観を持ってマルチな才能を感じさせるとても魅力的な人でした。マシューに会ってさらにドクター・リードに引き込まれました。
日本で1月25日からWOWOWで日本最新シーズン5が放送されるのに先駆けて、すでにシーズン4はDVD化されている『クリミナル・マインド』。DVDでシーズン4までキャッチアップして、シーズン5に追い付くのもまだ可能!? 乗り遅れるな~!
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【発売元】ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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