『ナース・ジャッキー』、シーズン5はダークコメディを目指す! 新ショーランナーが自信をのぞかせる

アメリカでは4月14日に放送がスタートしたばかりの『ナース・ジャッキー』シーズン5。この新シーズンからショーランナー(脚本総指揮)に就任したクライド・フィリップスが、ダークなコメディを目指して番組製作に取り組んだと語った。

フィリップスが就任したのは、番組開始当初からのショーランナー、リンダ・ウォーレムとリズ・ブリクシウスが昨年4月に降板してからのこと。今回、米Vultureのインタビューに対し、「自分としてはダークなコメディにしたいと思っていた」と明かしたフィリップス。「この番組はしばらくヘビーなドラマだったよね。"これはコメディじゃない。とてもダークなドラマだね"とアシスタントに言った覚えがあるよ」とオファーを受けるかどうか考えながら過去のシーズンを視聴した時のことを話し、加えて、放送局の米Showtimeや製作会社の米ライオンズ・ゲートの重役らに、もっとダークで笑える、すばらしいオチのセンスがある番組にしてほしいと要求されたことも明かした。

続けてフィリップスは、「僕のミッションはダークなドラマをコメディにすることだ。幸いにも、僕が招き入れたベテラン脚本家のトム・ストローのひねりの効いたコメディセンスや、イーディーの才能があった。だからコメディタッチの雰囲気を作り出すのは難しくなかったよ」と語り、新シーズンへの自信ものぞかせている。

今シーズンについては、「薬物常習者のジャッキーは三重生活を送ろうとしている。みんなの人生に手榴弾を投げ込もうとしているんだ」と説明するフィリップス。手榴弾が爆発したらどんな影響が及び、ダークなコメディが形成されていくのか。一味違った新シーズンも期待できそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ナース・ジャッキー』
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