『時空刑事1973 ライフ・オン・マーズ』で主演を務め、『ドクター・フー』では宿敵マスターを演じたことで知られるジョン・シム。その彼が、『ドクター・フー』の熱狂的なファンに辟易したような発言をしたと報じられた。
英Radio Timesによれば、インタビューでジョンは次のように話したという。「『ドクター・フー』に出たことで随分声をかけられるようになったけれど、出番が終わってせいせいしたよ。ファンの人たちはまるで性的に興奮してるみたいなんだ。何かに熱中するのはいいことだけどさ、それにしても程ってものがあるだろ? 僕は銀河系を支配する悪のタイムロードでも、マスターでもない。子どもと一緒に買い物してるだけなんだから、ほっといてよ!」
センセーショナルな発言内容だけに、ショックを受けたファンも少なくないようだが、報道の直後、今度はジョン本人がツイッターで報道内容を否定し、Radio Timesを徹底批判した。「こういうことがあるから、長い間連中とはインタビューをしてこなかったんだ。けがらわしい、悪意に満ちた"ジャーナリズム"でトラブルを巻き起こすんだから。僕は(ファンに対する)不遜な気持ちをこめて言ったんじゃない」
さらにジョンは、「『ドクター・フー』のファンの皆さんに申し上げるけれど、こんなのは報道にはほど遠い。ファンにはいつも礼儀正しくあろうと僕は努めてきたし、番組に参加したときのことを誇りにしているんだ。何を信じようと自由だけれど、本当に悪気で言ったんじゃない。どうやらインタビューに応じないために、ジャーナリストたちを怒らせてしまったみたいだね」と続けている。
発言を曲解されたと怒り心頭のジョンを見て、ざわついていたファンも落ち着いてきた様子。「常軌を逸したファンが多いのはたしか」という指摘もある一方で、ジョンに向けて同情的な声が上がっているところだ。(海外ドラマNAVI)