『SHERLOCK』のシーズン4&5はこれまでで最高のアイディア

待ちに待ったファンの期待に応え、高視聴率でフィナーレを迎えた『SHERLOCK シャーロック』シーズン3だが、製作総指揮の1人スティーヴン・モファットが新たに迎えるシーズンについて胸のうちを明らかにした。

英Entertainmentwiseによれば、モファットは新シーズンのスケジュールについてはベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンの映画の関係もあり、現段階で決定することが難しいことを認めているという。しかしモファットは、彼とマーク・ゲイティスは既にシーズン4とシーズン5の構想に取り掛かっており、後は撮影する時間を見つけるだけだと語っている。

「ある日、マーク(・ゲイティス)と僕はバスで雨宿りをしていて、特に理由もないんだけど、わくわくしながら(『SHERLOCK』の中で)今後どんなことができるか、語り合ったんだ。シーズン4と5の全エピソードについて構想を練ったんだ...。だから、もう計画はあるんだ」と、モファットは新シーズンの構想の舞台裏を明かしている。

モファットはさらに「僕らの構想は「世界を吹き飛ばそう」とか、「有名な人をキャスティングしよう」という類のものではなくて、「これまでのものにどれだけ面白いひねりや変化を与えられるか」といったもので、そのための仕掛けをいくつか見つけたと思うよ。そのとき思いついたアイディアは、これまでの中で最高のものだと思うんだ」と語っており、新たなシーズンも期待できそうだ。

2年の空白期間を経て放送されながらも、高視聴率を記録したシーズン3についてモファットは、「1つのシリーズが戻ってくることも非常に珍しいことだし、そのたびに前のシーズンよりも高い視聴率を記録するのも非常に珍しいことだと思う。一般的には(視聴率は)少しずつ下がっていくものだし、それが普通なんだ。『SHERLOCK』は凄く良いスタートを切ったし、シーズン2ではシーズン1より良い結果を出した。そして今回シーズン3ではさらに良い結果を出している。素晴らしいことだし、とても光栄に思っているよ。"飢え"の効果ってやつだよね。物事は頻繁じゃないほうがよいってことかな」と、冗談を交えながらコメントしている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SHERLOCK シャーロック』
(c)2010 Hartswood Films