マーティン・フリーマンの声・森川智之、『ホビット 決戦のゆくえ』でガンダルフに扮したLiLiCoと"ホビット愛"トークを披露!

12月13日(土)全国公開のピーター・ジャクソン監督が手がける最新作『ホビット 決戦のゆくえ』。本作の公開を目前に控え、前作の『ホビット 竜に奪われた王国』のエクステンデッド・エディションを鑑賞する試写会がワーナー・ブラザーズ映画試写室にて開催され、トークイベントに、本シリーズの主人公であるビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)の日本語吹替をつとめる森川智之と、本シリーズの大ファンであるLiLiCoが登壇した。

まずは森川が『冒険だ!冒険に出るぞ~!』の台詞とともにビルボの衣装姿で登場。試写会場内は森川への歓声でいっぱいになると、続いてガンダルフの衣装をまとったLiLiCoが登場。特殊メイクを施し、すっかりガンダルフになりきって"決め顔"を披露し、「この顔、自分の父親にそっくりなのよ」と語ったLiLiCoにも会場から大きな拍手が沸いた。

本作は『ホビット』シリーズの中で最終章となることから、キャッチコピーでも「かけがえのない、仲間たちがいた―。」「もう二度と、彼らには会えない。」と、感動のラストをうかがわせる表現が使われており、LiLiCoはアフレコを終えた森川に、「もう観たんでしょ? 結果はどうなるの? 最後のセリフだけ教えて!」と外見はガンダルフ、中身はLiLiCoという何とも面白い様子で迫り、イベントに集まった記者や観客を笑わせた。

森川は吹替現場での様子について聞かれると「映画本編が製作中のアフレコだったので、ところどころ、モノクロで未完成の部分もあるんです。良くみないとわからなかったり、"へー、こうなってるんだな..."というところなどもあったりしました。最後は感動しますよ。これは...泣きますね...。」と、3作続いた本シリーズへの名残惜しさをうかがわせた。また豪華声優陣が集結したことについて聞かれると、「羽佐間道夫さん(ガンダルフ役)が面白いんですよ!」とガンダルフの変装をしたLiLiCoを見ながら笑顔で語った。

LiLiCoは実はゴラムが大好きだということで、なんと本シリーズの1作目で、日本語吹替のゴラム役のオーディションを受けたことがあるのだという。しかし、ゴラムの台詞で有名な"いとしいしと"と訳される部分をそのまま英語で演じ、吹替のオーディションなのに、英語で真似てしまったのだという。「やっぱり本物の方にはかなわないですよ、私のようなペーペー者は。」と、映画コメンテーターでもあるLiLiCoとして、作品全体のレベルの高さをうかがわせた。このエピソードには森川も「本当に?!!」と驚いていた。

『SHERLOCK シャーロック』でもマーティン・フリーマン演じるワトソンを熱演した森川。『ホビット』はこれが最終章になるが、この次のマーティン・フリーマン作品でも、森川の演じる、どこかコミカルで人懐っこさを感じさせてくれる「マーティン吹替」に期待したい。

映画『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー他で全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)


Photo:ガンダルフに大変身したLiLiCoとビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)役・森川智之