世界最高峰の音楽の祭典『第57回グラミー賞授賞式』がロサンゼルスのステープルズ・センターで2月9日月曜(現地時間8日)に開催され、各部門の受賞者が発表となった。
最も注目が集まる主要4部門では、今授賞式での躍進に期待のかかるサム・スミスが、最優秀新人賞を皮切りに、年間最優秀楽曲賞、年間最優秀レコード賞を獲得し、主要部門3冠を含む4冠を達成した。サムをスターダムへと押し上げた楽曲『ステイ・ウィズ・ミー ~そばにいてほしい』は、彼の心の内をストレートに表現した歌詞と、それをパワフルに、そして繊細に歌い上げる圧倒的な歌唱力が生み出した名曲だ。また、年間最優秀アルバム賞にはベックの『モーニング・フェイズ』が輝いた。ベックは、最優秀ロック・アルバム賞との2冠を達成し、ステージでもクリス・マーティンとの豪華コラボを実現させるなど、4冠達成のサム・スミスと並び主役級の活躍を見せた。
<第57回グラミー賞 主要4部門受賞結果>
■年間最優秀レコード
『ステイ・ウィズ・ミー ~そばにいてほしい』サム・スミス
■年間最優秀アルバム
『モーニング・フェイズ』ベック
■年間最優秀楽曲
『ステイ・ウィズ・ミー ~そばにいてほしい』サム・スミス
■最優秀新人賞
サム・スミス
また、授賞式を彩るスペシャル・パフォーマンスは、ベテランロックバンドAC/DCのアクトでその幕を開けると、昨年話題をさらったファレル・ウィリアムスが、大ヒット曲『HAPPY』のスペシャルバージョンを披露。受賞発表でも注目されたサム・スミスは、大勢のストリングスをバックにメアリー・J・ブライジと『ステイ・ウィズ・ミー』を熱唱した。アッシャーのステージではスティービー・ワンダーがサプライズ登場し、会場中から歓声が上がった。そしてリアーナ、カニエ・ウェスト、ポール・マッカートニーの3人が、コラボソング『フォー・ファイヴ・セカンズ』を世界初披露。大トリはコモンとジョン・レジェンドが努め、オーケストラとコーラス隊を従えた2人の実力派アーティストの荘厳なステージングで今年の授賞式は幕を閉じた。
なお、WOWOWで生中継となった「第57回グラミー賞授賞式」の模様は、同日2月9日(月)夜10:00からWOWOWライブにてリピート放送される。(海外ドラマNAVI)
Photo:サム・スミス
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