『The O.C.』から12年、気になる出演者のその後は?【女優編】

カリフォルニア州オレンジ・カウンティの高級住宅地ニューポート・ビーチを舞台に、そこに住む若者と周囲の大人たちの人間関係を描いた米FOXの『The O.C.』。アイコンとして大ブレイクしたミーシャ・バートンをはじめ、本作品をきっかけにスターの階段を駆け上った若手俳優も多い。
2003年に放映がスタートした本作品は、西海岸の最先端ファッションや、セレブたちのライフスタイル、そして目まぐるしく変わるストーリー展開や恋愛事情が話題を集め、若者を中心に大ヒットした。現在でもミュージカル化の話が出るなど、忘れられないドラマとして存在感を失っていない。
そこで番組開始から12年となる今年、『The O.C.』の懐かしのあのキャラを演じた出演者たちは何をしているのだろうか? 出演女優たちの"今"をご紹介しよう。

■ミーシャ・バートン(マリッサ・クーパー役)
ファッション・アイコンとしてミーシャの名を一躍世界中に広めたのは、本作品で演じたマリッサ・クーパー役。マリッサは、裕福で何不自由なく育てられた完璧なお嬢様で、学校でも中心的人物だが、実は精神的に不安定な面も持ち合わせていた。さまざまな困難を乗り越えてライアンと結ばれるが、悲しい結末となってしまう。『The O.C.』降板後のミーシャは、激やせや激太りが報道されたり、飲酒運転で逮捕されたりと、スキャンダルで世間を賑わすことも多く、本業でもレギュラーとして出演していた米CWの『The Beautiful Life(原題)』が、視聴率低迷のためわずか2エピソードで打ち切りとなるなど、ヒット作に恵まれなかった。しかし、2012年の舞台『マグノリアの花たち』での演技が高く評価され、表舞台に復帰。2016年には、米ABC Familyの新作ドラマ『Recovery Road(原題)』への出演が決まっている。

■レイチェル・ビルソン(サマー・ロバーツ役)
マリッサの親友で明るくキュートなパーティ・ガール、そしてセスの永遠の恋人でもあるサマー・ロバーを演じたレイチェル。当初、サマーは数エピソードのみ出演予定のマイナーキャラだったが、人気を得てレギュラーに昇格したという。他の若手レギュラー同様、レイチェルも本作で大ブレイクを果たし、2011年から今年まで放映された米CWの『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』では、NYからアラバマ州にやってきた主人公の医師ゾーイを演じている。

■ケリー・ローワン(キルスティン・コーエン役)、メリンダ・クラーク(マリッサ・クーパー役)
コーエン家の母親キルスティン役のケリー・ローワンは、米TNTの『パーセプション 天才教授の推理ノート』でナタリーを演じている。一方、マリッサの母親ジュリーを演じたメリンダ・クラークは、米CWの『NIKITA/ニキータ』で悪役に扮している。
その他では、『The O.C.』ではゲスト出演だったヘイリー役のアマンダ・リゲッティは『メンタリスト』のグレース役に抜擢され、アレックス役のオリヴィア・ワイルドもその後『Dr. House ―ドクター・ハウス―』にレギュラー出演するなど、いまや人気女優となっている。

今振り返ってみると、現在主役級の役者が数多く出演する、豪華なキャスティングだった『The O.C.』。若き日の彼らの姿を、もう一度プレイバックしてみるのもいいかもしれない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『The O.C.』
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