1月6日(水)に開催されたピープルズ・チョイス・アワード。その席で、ヴィン・ディーゼルのポール・ウォーカーへの感動的なスピーチがあったことはすでにお伝えした通りだが、ほかに目を引いたトピックとして、あの長寿ドラマ2本の強さが光ったことも挙げられるだろう。
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1本目は、6部門で候補に挙がった『グレイズ・アナトミー』。2005年から続くこの医療ドラマは、ネットワークTVドラマ部門で4回目の受賞を果たしたほか、メレディス役のエレン・ポンピオがTVドラマ女優部門で3回目の受賞を飾った。なお、製作を手掛けるションダ・ライムズは、本作の他に『殺人を無罪にする方法』と『スキャンダル』も同時ノミネートと、ヒットメイカーぶりをあらためて見せつけている。
そしてもう1本は、主役コンビが大人気の犯罪ミステリー『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』。2009年の放送開始以来、高い視聴率を誇る同シリーズでは、作家キャッスル役のネイサン・フィリオンが犯罪ドラマ男優部門で4年連続、刑事ベケット役のスタナ・カティックが犯罪ドラマ女優部門で3年連続となる栄誉を手にした。
ファンの投票によってノミネートと受賞が決まるため、受賞した作品/俳優は、最も人気の高い存在だと言えるピープルズ・チョイス・アワード。その称号をまたもや手にした『グレイズ・アナトミー』と『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』は、シリーズが長く続いている理由を自ら証明している。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』&『キャッスル/ミステリー作家のNY事件簿』
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