およそ100年にわたり何度も映画化されてきた「ターザン」。その名作を、デヴィッド・イェーツ監督をはじめとした『ハリー・ポッター』シリーズのスタッフが全く新しい形で蘇らせた『ターザン:REBORN』の見どころについて紹介したい。
一つ目のポイントは、新ターザン役。これまでのターザンといえば、ジャングルに生息し、話す言葉がカタコト、服装も布一枚といった野性的で少し泥臭いイメージだったが、新生ターザンは、英国貴族のスーツを身にまとって街をさっそうと歩くという洗練された姿を見せている。そんな主役を演じるのは、『トゥルーブラッド』のヴァンパイア役でブレイクし、「世界で最もハンサムな顔100人」に選ばれたこともあるアレクサンダー・スカルスガルド。長年ハリウッドで活躍するステラン・スカルスガルドを父親に持ち、弟たちも俳優という北欧出身のサラブレッドは、厳しいトレーニングによって、194cmのモデルのような体型を本作のために約10㎏増量し、鋼のような肉体を作り上げた。明日6月9日(木)に2度目の来日を果たす彼が日本のファンの前にどんな姿を見せるのか、注目だ。
そして二つ目のポイントは、桁違いのスケール。アクション・エンターテイメントとして生まれ変わった同作では、愛する者のために全てを手放し、故郷のジャングルへ戻る主人公を迎え撃つ様々な敵との戦いが、ターザン史上最も壮大なスケールで描かれる。2万人の敵にたった一人で立ち向かうという圧倒的に不利な状況の中、ターザンが披露する手に汗握るアクションの数々も見逃せない!
最後のポイントは、『ハリー・ポッター』のスタッフ。メガボンを取ったイェーツ監督をはじめとした『ハリー・ポッター』シリーズのスタッフが再集結し、唯一無二の独特な世界観を作り出している。当時の雰囲気をリアルに再現したロンドンの街並みは、まさに同作を彷彿とさせる仕上がりだ。本物かと見間違えてしまうほどリアルな映像は、スクリーンで観ればさらに迫力倍増となるはず。
『ターザン:REBORN』は7月30日(土)より全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ターザン:REBORN』
(C)2016 Edgar Rice Burroughs, Inc. and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved