世界中で大ヒットを記録した青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』でスティーブを演じたイアン・ジーリング。彼が、先日アメリカ大統領選の共和党候補として正式に指名されたドナルド・トランプとかつて一緒に仕事をした時のことを語っている。
イアンは映画『シャークネード』最新作のプロモーションのために受けた米Peopleのインタビューで、2015年にトランプがホストを務めるリアリティ番組『アプレンティス セレブたちのビジネス・バトル』に出演した時のことを回想。「彼からは多くのことを学んだよ。それまで自分にあるとは思っていなかった能力を引き出してもらえた」と、実業家からビジネスセンスを教わったと説明した。
続けて、「彼はすごくいい人だと思う。素晴らしい父親であり、ビジネスマンとしても優れている。マンハッタンのためにいろんなことを行ってきた」とトランプを称賛。ショービジネスとはまた違う世界について彼から学んだ経験を生かし、イアンは番組出演後に二つの事業を始めたという。
毎回与えられる様々な課題をうまくこなせなかった者が順に脱落していき、最後に一人の優勝者が決まる仕組みの『アプレンティス』で最終的にイアンは優勝できず、他の脱落者と同じく、トランプからクビを言い渡されて番組を去ることになった。そのことには納得できていないようで、「クビにされた時は驚いたよ。だってちゃんと課題をこなしたと思っていたからね。彼から"OK。これでお別れだ"って感じに追い払われた時、落とされる理由が理解できなかったけど、口をつぐんだよ。トランプと言い争うことはできないからね」と話している。
なおイアンは、トランプが大統領として適任かどうかについては「政治の世界については全く知らないから、何も言えないよ」と言及は避けたものの、「どんなことでも可能だ」と含みを持たせる発言をしている。(海外ドラマNAVI)
Photo:イアン・ジーリング
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