原作者の孫による映像化『赤毛のアン』イベントで"二人のアン"が対面!

カナダの女性作家L・M・モンゴメリが1908年に発表した世界的ベストセラーを、その孫娘ケイト・マクドナルド・バトラーの製作総指揮により映像化した『赤毛のアン』。5月6日(土)の公開に先駆けて、本日4月18日(火)、主人公のアン・シャーリーを演じたエラ・バレンタインと、その吹替を担当した岡田結実が、都内で行われたイベントに登壇した。

まずは、アンのイメージに合わせたという青いワンピース姿で岡田が登場。初挑戦となった声優について、映像の口の動きに合わせてセリフを言ったり、映像からアンの心情を読み取ったりといった苦労があったことを明かしつつ、一つひとつの体験が「新鮮」だったと、アンのように目を輝かせながら振り返った。また、同役に起用されたことを恥ずかしくて自分から家族には伝えていなかったが、のちに母からは「本当にこんな大役、あんたにできるんか」と、エールをもらうのでなくプレッシャーをかけられたと苦笑交じりにコメント。しかし収録に向けて本人は心配よりも楽しさの方を強く感じていたようで、「早くアンになりたい!と思っていました」と語っている。

そして、アン役のエラの演技を「一生真似できないくらい素晴らしい」と褒めていたところ、当のエラがサプライズゲストとして登場。エラは、今月15日に17回目の誕生日を迎えたばかりの岡田に、ワンピースと同じ青いリボンの麦わら帽をプレゼントし、それを身につけた岡田を見て「まるでアンそのもの」とコメント。その後、二人で互いの演技、表現力、美しさを称え合った。

最後、二人から観客へメッセージ。エラが「カナダ人の私にとっては、同国のストーリーを映像化できてすごく嬉しいわ。本当に素敵な家族のお話なので、日本の方たちにも普遍的なストーリーとして楽しんでもらえると思うの」と語ると、岡田が「大人と子どもの中間にいるアンは自分と重なる部分がたくさんあって面白いです。アンはすごく魅力的ですし、エラさんが観てて楽しい演技をしています。世代を超えて愛されているアンの物語を家族みんなで楽しんでいただきたいです」と続けた。

出演は、エラのほか、口下手ながらアンの良き理解者となるマシュウ役にハリウッドの名優マーティン・シーン(『ザ・ホワイトハウス』)、厳格だが愛情深いマリラ役にカナダの名女優サラ・ボッツフォード(『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』)。監督は『イレーナ・センドラー 2500人の命のために』のジョン・ケント・ハリソン、脚本は『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』のスーザン・コインが担当。

プリンス・エドワード島に住む年配のマシュウとマリラ兄妹の家、グリン・ゲイブルスに、赤毛の少女アンがやってきたのは、ちょっとした手違いからだった。兄妹は戸惑いながらも、アンの楽しいおしゃべりに引き込まれるように。豊かすぎる想像力のせいで次々と騒動を起こしてしまうアン。親友ダイアナとの友情、ハンサムなギルバートとの喧嘩、マシュウからの素敵なクリスマス・プレゼント。アンはグリン・ゲイブルスに欠かせない一員となっていくが...。

『赤毛のアン』(配給:シナジー)は5月6日(土)より、新宿バルト9ほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:アン役のエラ・バレンタインと岡田結実
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