ポーランド発のファンタジー小説&ゲーム「The Witcher」が、NetflixでTVシリーズに

ポーランド発のファンタジー小説シリーズで、ビデオゲームとしても有名な「ウィッチャー(The Witcher)」が、NetflixでTVシリーズになることが決まった。米Hollywood Reporterなど複数メディアが報じた。

アンドレイ・サプコフスキ作の「ウィッチャー」サーガは、エルフ、ドワーフ、人間など異種族が入り乱れる大陸が舞台。どの勢力にも属さず、モンスターと戦うために厳しい訓練を積み、特殊能力を持つようになった「ウィッチャー」の一人、ゲラルトの活躍を描く。

20を超える言語に翻訳され、日本では翻訳小説「エルフの血脈(魔法剣士ゲラルト)」が早川書房から刊行された。また、ビデオゲームが3タイトル発売され、世界中で人気を集めている。本国ポーランドでは、2001年に『コンクエスタドール(The Hexer)』というタイトルですでに映画化され、TVシリーズにもなっている。

その新たなTVシリーズ化にあたっては、『The Witcher(原題)』というタイトルの英語の作品が作られる。原作者のサプコフスキはクリエイティブ・コンサルタントとして参加し、ショーン・ダニエルと、ジェイソン・F・ブラウン(『エクスパンス-巨獣めざめる-』)が製作総指揮を担当。ポーランドに拠点を置く制作会社/VFX工房のPlatige Imageも製作に加わる。

原作者のサプコフスキは、「30年以上にわたって書いてきた物語とテーマに忠実な映像化を、Netflixが行ってくれることを喜んでいます。キャラクターに命を与えるべく集まったチームと、一緒に仕事ができることにワクワクしています」とコメント。

また、製作総指揮のダニエルとブラウンは、「この作品は、危険な世界で真実のために戦う、型破りな家族の物語。キャラクターは独創的で楽しく、驚きに満ちています。Netflixで彼らに命を吹き込むのが待ちきれません」と述べている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ビデオゲーム「The Witcher」発売の際には多くの人が列をなすほど人気の作品がどのような映像に仕上がるのか、楽しみだ
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