フランク・ミラー作の同名有名コミックを原作に、2度映画化された『シン・シティ』を、TVシリーズとしてリブートする企画が浮上していることを、米Deadlineが報じた。
映画『シン・シティ』(2005年)と、その続編『シン・シティ 復讐の女神』(2014年)は、罪の街(シン・シティ)を舞台にオムニバス形式で描かれるハードボイルド作品。ロバート・ロドリゲスと原作者ミラーの共同監督により、原作と同様、ほぼモノクロを基調とした映像で表現され、ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバほかが出演した。
そのTVリブート企画は、映画会社ワインスタイン・カンパニーと、傘下の制作会社ディメンション・フィルムズが推し進めているもの。パイロットの脚本を、『ウォーキング・デッド』『オーメン(TVシリーズ版)』などのショーランナーを務めたグレン・マザラが担当する。また、パイロットの監督を務めるのは、『アンダーワールド』の監督・原案を担い、TVシリーズでは『スリーピー・ホロウ』『LUCIFER/ルシファー』の製作総指揮を務めたレン・ワイズマン。さらに、『シン・シティ 復讐の女神』の製作者スティーヴン・リュローが、彼らと共に製作を手がける。
同報道によると、TVシリーズは映画よりも原作に忠実な作りになると同時に、『シン・シティ』の世界にTVシリーズ独自のキャラクターと時間軸を導入するとのこと。関心を寄せる放送局はすでに複数あるそうなので、続報を楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:映画版『シン・シティ』に出演したブルース・ウィリス
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