本国アメリカで去年の夏にパイロット版が公開されると大きな話題を呼び、「伝統的なストーリーテリングから解放されたような新しい作品になっている」(The A.V. Club)と評された、ケヴィン・ベーコン主演のAmazonオリジナルドラマ『アイ・ラブ・ディック』。本日6月9日(金)よりAmazonプライム・ビデオにて独占配信がスタートした本作の予告編が届いた。
原作は、脚本家としても活躍するクリス・クラウスの同名小説。クリスは、ホロコーストの本を執筆する夫シルヴェールと一緒にテキサス州マーファを訪れ、大学教授のディックに出会う。ディックは二人の想像力を嘲笑し、愛や一夫一婦制に関する先入観をも覆していくのだった...。
ディックによって始まったこの三角関係を演じるのは、クリス役のキャスリン・ハーン(『女検死医ジョーダン』『トランスペアレント』)とシルヴェール役のグリフィン・ダン(『ダメージ』『ダラス・バイヤーズクラブ』)、そしてディック役のケヴィン。ケヴィンは近年、サスペンスドラマ『ザ・フォロイング』、犯罪映画『ブラック・スキャンダル』といったシリアスな作品が続いていたが、久々のコメディ挑戦となった本作では、とらえどころのない大学教授を好演している。Amazonオリジナルのコメディドラマ『トランスペアレント』を手掛けたジル・ソロウェイが企画、製作総指揮、監督、脚本を担当。
今回公開された予告編では、ケヴィンが半裸で羊を抱える姿や、壁ドンをする姿など、危険な大人の香りが漂うシーンが収められている。さらには、部屋に吊るされた手紙...。いくつもの疑問、期待を残す映像となっている。
複数の人物の視点から語る「羅生門」的スタイルで、結婚生活のほころび、アーティストの目覚め、やる気のない救済者を描いたAmazonオリジナルドラマ『アイ・ラブ・ディック』は、Amazonプライム・ビデオにて配信中。
Photo:『アイ・ラブ・ディック』