『MAD MEN』エリザベス・モス、女性の権利を描いた映画に出演!

ニューヨークを舞台に1960年代の広告業界を描いたドラマ『MAD MEN マッドメン』のペギー役でブレイクしたエリザベス・モスが、女性の権利を描くインディーズ映画『Call Jane(原題)』に出演することが明らかとなった。米Hollywood Reporterが報じている。

本作の舞台は、1960年代のシカゴ。郊外に住む女性グループが極秘で安全に中絶を行う、実在の地下組織「Jane Collective」について描く作品で、エリザベスが演じるのは主役ジェーン。望まぬ妊娠で悩む既婚女性のジェーンが、中絶を行う女性グループを見つけ出したのだが...というストーリー。

『Call Jane』でメガホンを取るのは、『マリリン 7日間の恋』、『黄金のアデーレ 名画の帰還』を手掛けたサイモン・カーティス監督。『ダラス・バイヤーズクラブ』をアカデミー賞作品賞に導いたロビー・ブレナーが、ジェフ・クワティネッツ(『救命医ハンク セレブ診療ファイル』)とケヴィン・マッケオン(『ダラス・バイヤーズクラブ』)とプロデューサーを務め、脚本を担うのはヘイレイ・ショアーとロシャン・セシ(『コード・ブラック 生と死の間で』)。

インタビューに応えたブレナーは、「女性の権利は重要で、彼女たちの体を管理する権利は誰にもありません。このような考えを持つことは現代でも難しいのに、過去では危険でさえあったのです」と作品について述べている。

9月17日(日)に開催された第69回エミー賞受賞式では、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の演技でドラマ部門主演女優優賞に輝いたエリザベス。少子化問題が深刻化した架空の共和国を舞台にしたシリーズは、子作りのために侍女として上位階級の司令官に仕えるオブフレッドの人生を描く作品。同じく女性の権利をテーマにした『Call Jane』で、彼女がどんな熱演を見せてくれるのか楽しみだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:第69回エミー賞授賞式会場で満面の笑みを浮かべるエリザベス・モス
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