ドレイク、英クライムドラマの続編をレブロン・ジェームズと製作

人気ラッパーのドレイクと、NBAスター選手のレブロン・ジェームズ率いるスプリング・ヒル・エンターテイメント社が、英Channel 4で2011年から2シーズン製作されたクライムドラマの続編を米Netflixで制作することが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。

『Top Boy(原題)』というタイトルのこの作品は、ロンドンを舞台にドラッグディーラーやストリートギャングと関わりのある人々を描いたクライムドラマ。ドレイクはこの作品をYouTubeで知り、ロンドンの美しさと危うさに魅了されたという。好評だったにもかかわらず2シーズンで一度は終了してしまった作品の復活を実現させたのは、Netflixの副社長であるシンディ・ホランドいわく、ドレイクの情熱だという。

Netflixのオリジナルドラマとして製作されるシーズン3は、過去2シーズンで企画・脚本を担当するロナン・ベネット(『パブリック・エネミーズ』)が引き続きペンを取り、チャールズ・スティール、アラスデア・フリンド、ヤン・ドマンジュといったもともとのプロデューサーがドレイクと共に製作総指揮として名を連ねる。

自らも2001年から2009年にかけて学園ドラマに出演していた経験を持つドレイクは、今年9月にトロント映画祭でプレミア上映された、元NBAスターのヴィンス・カーターを題材にしたドキュメンタリー『The Carter Effect(原題)』のプロデュースを手掛けている。そんな彼はHollywood Reporterの取材に対し、今後さらに映画やドラマ業界に進出していきたい旨を明かしており、すでにアカデミー賞作品賞受賞作『ムーンライト』の製作会社であるA24社と共同でテレビや映画製作を行う計画があるという噂が上がっているほか、『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』のアノニマス・コンテント社とのタイトル未定のテレビ番組や、米Appleと製作予定の作品もあると言われる。

『Top Boy』シーズン3はNetflixにて2019年の配信を予定している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ドレイク
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