米CWの『ARROW/アロー』、『THE FLASH/フラッシュ』、『レジェンド・オブ・トゥモロー』、『SUPERGIRL/スーパーガール』で、クリエイターを務めるアンドリュー・クライスバーグにセクハラ疑惑が浮上したとのニュースは、当サイトでもお伝えした通り。その後、停職処分になっていた彼が、最終的に解雇されたことが明らかとなった。米Varietyが報じている。
11月10日にクライスバーグは、『THE FLASH』の製作スタート当初から、若い女性脚本家に対して不適切な行為を行っていたとのセクハラ疑惑で停職処分に。間もなく、クライスバーグと共同クリエイターを務めていたグレッグ・バーランティと、ワーナー・ブラザース・テレビジョンがキャスト&スタッフと話をしたところ、19名の男女がクライスバーグにセクハラを受けたり、不適切な行為を目撃していたことが判明。その一連の調査の結果、直ちに彼の解雇が決定したと伝えられている。
クライスバーグの解雇を受け、当面の間はバーランティが全シリーズの監修を務めることになるが、『THE FLASH』は製作総指揮・共同クリエイターのトッド・ヘルビング、『SUPERGIRL』は製作総指揮・共同クリエイターのロバート・ロヴナー&ジェシカ・クエラーが、全面的に作品を任されることになるようだ。
クライスバーグが停職処分になった際、『ARROW』で主役を務めるスティーヴン・アメルが、SNSに投稿した動画で被害者を支援するコメントを発表している。
ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラスキャンダルが大々的に報じられて以来、業界の重鎮たちのセクハラ疑惑件数が雪だるま式に膨れ上がっているため、一刻も早く状況が改善されることを願うばかりだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:グラント・ガスティン&スティーヴン・アメル
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