映画『シックス・センス』のM・ナイト・シャマランが製作総指揮とパイロット版の監督を務め話題となった脱出ミステリードラマ『ウェイワード・パインズ 出口のない街』。米国では1年半前の2016年7月に放送を終えたシーズン2だが、どうやらそれがシリーズフィナーレとなりそうだ。米TV Lineが報じている。
【関連記事】『ウェイワード・パインズ 出口のない街』M・ナイト・シャマラン監督インタビュー 「常にその先を知りたいという好奇心がアイデアの源になっているんだ」
放送局であるFOXからは正式なコメントは発表されていないが、関係者によるとシーズン3製作はおそらくないだろうと言われている。FOX社長のデヴィッド・マッデンは、「シャマラン監督は、FOX社CEOのダナ・ウォルデンと私自身に、同作のシーズン3がどのようなものになるのか提案しています。監督ときちんと話し、キャストや脚本のアイディア、そして彼の考えを聞こうと思っています。ですからまだ正式な決断は下していません。話を詰めている最中です」とコメントしている。
同作シーズン2の平均視聴者数は240万世帯、視聴率は本放送＋同日放送で0.7レーティングと、最初のシーズンよりも37％減少していた。シーズン1と同じく全10話構成だったシーズン2の舞台は、前シーズンから3年後を描いている。創設者デイビッド・ピルチャーの理念に基づき、ウェイワード・パインズの街で育てあげられた"第1世代"と呼ばれる若者たちが、人類存続のために街を支配しているところから始まる。謎解きがストーリー展開の基盤となっていたシーズン1とは異なり、後日談的な物語が繰り広げられる。米国ベストセラー小説「Pines（原題）」を元に、謎の街で起こる食糧不足やモンスターなどの問題を抱えた人間たちの精神的かつ肉体的に壮絶な戦いが繰り広げられる。
シーズン2のキャストには、ジャイモン・フンスー（『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』）、ジョッシュ・ヘルマン（マッドマックス 怒りのデス・ロード』）を迎え、シーズン1からのトビー・ジョーンズ（『SHERLOCK（シャーロック）』）、テレンス・ハワード（『Empire成功の代償』）、チャーリー・ターハン（『人生は小説よりも奇なり』）らも引き続き出演している。シーズン3の継続を願いつつ、今後の動向を見ていきたい。（海外ドラマNAVI）
Photo：『ウェイワード・パインズ 出口のない街』シーズン1＆2に出演したチャーリー・ターハン
(C)FOX BROADCASTING (C)2015 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
