『Glee/グリー』『アメリカン・ホラー・ストーリー』などで知られるライアン・マーフィーが製作総指揮を担い、実在の事件の裏側に迫る『アメリカン・クライム・ストーリー』。第1弾では『O・J・シンプソン事件』を描き、エミー賞で作品賞を含む9部門受賞、ゴールデン・グローブ賞で作品賞を含む2冠を獲得するなど高い評価を受けた。そんな大人気シリーズの第2弾、世界的に有名なファッションデザイナー、ジャンニ・ヴェルサーチが殺害された事件の真相に迫る『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』が6月25日(月)よりスターチャンネルにて独占日本初放送となる。
1997年に、人気絶頂のジャンニ・ヴェルサーチが、4名を殺した罪で指名手配中の連続殺人鬼アンドリュー・クナナンによって射殺されたというショッキングなこの事件。本作は、サイコキラーとなったクナナンの心の闇や、有名デザイナーでありながら葛藤し続けたジャンニと、彼を取り巻く人物の人間模様にも迫る秀逸なミステリードラマに仕上がっている。
ヴェルサーチ役にエドガー・ラミレス(『ゴールド/金塊の行方』)、クナナン役にダレン・クリス(『Glee』)、ジャンニの妹ドナテラ役にペネロペ・クルス(『それでも恋するバルセロナ』)、ジャンニのパートナーだったアントニオ・ダミコ役に人気歌手のリッキー・マーティンなど、豪華キャストが実在の人物を熱演。また、大ヒット犯罪捜査ドラマ『ホワイトカラー』の主人公ニール役で知られるマット・ボマーが第8話で監督デビューを果たしたことも話題となった。撮影には実際のヴェルサーチ邸を使用しており、その装飾の美しさにも注目だ。
マーフィーは、本作が前作『O・J・シンプソン事件』とは全く異なる取り組みでありながら、共通点として「差別」を挙げる。被害者ジャンニと犯人クナナンが共に同性愛者であったことで、当時"イロモノ"として扱われたこの事件。その後長い年月を経て、同性愛者に対する世間の理解を得られるようになってきたが、それを台無しにしてしまいかねない"差別主義的"なトランプ政権。マーフィーは本作を制作することで、そうした政権の姿勢に一石を投じる役割を担いたいとしている。
米国では今年1月より放送され、批評家からも一般からも高い評価を得た話題作『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』は、BS10 スターチャンネルにて6月25日(月)23:00より日本独占初放送スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』
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