地獄に飽きてロサンゼルスに舞い降りた悪魔が、女性刑事とタッグを組んで事件を解決していくドラマ『LUCIFER/ルシファー』。米FOXにてシーズン3をもって打ち切られた本作が、Netflixに救出されたとのニュースは当サイトでもお伝えしたばかり。その舞台裏で何が起きていたのか、ショーランナーが明かしている。米TV Lineが報じた。
打ち切りが決定した後、ファンによる「シリーズを救おう!」とのキャンペーンが展開され、最初は米Amazonに救済されるのではないかと囁かれていた。結局は Netflixにより復活が決定したわけだが、ショーランナーのジョー・ヘンダーソンとイルディ・モドロヴィッチは、そのニュースが報道される10分前に事実を知らされたのだという。シリーズを高く評価していたNetflixはファンの反応を好ましく捉え、同配信サービスで『LUCIFER』を復活させるべきだと決断を下したようだ。
FOXは、シリーズをキャンセルした後にボーナスエピソードを2話分放送したのだが、そのエピソードはNetflixで配信される全10話の新シーズンにはカウントされないとのこと。だが追加されたボーナスの一つ、幼少期の大きな秘密に頭を悩ませる法学者エラを描くエピソードは、どこかで織り込まれる可能性があるそうだ。そしてNetflixで復活する新シーズンは、もともと製作される予定だったシーズン4の前半部分になると伝えている。
Netflixでシリーズが甦ることについて、主役ルシファーを演じるトム・エリスは、「ファンの多大なるサポートへの感謝と謙虚な気持ちで一杯だ。やったぞ!! みんなの支援と番組への愛に感謝したい」とInstagramに投稿。ルシファーの相棒を演じるロサンゼルス市警の刑事クロエ役のローレン・ジャーマンは、「ツイートしたり泣いたり叫んだり、番組の復活を望んで心血を注いでくれたファンに大きな感謝を!」と喜びをツイート。トムはNetflixに対しても、「多くのファンを喜ばせてくれた」と感謝の気持ちを伝えている。
Netflixで復活することになったシーズン4は、8月頃に撮影開始される予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『LUCIFER/ルシファー』
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