Netflixが1954年に発表されたウィリアム・ゴールディングの小説「蠅の王」から発想を得たドラマシリーズ『The Society(原題)』を製作することがわかった。米Screen Rantが報じた。
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「蠅の王」は、近未来に起こる大戦の最中、無人島で孤立してしまった10代の少年たちの物語で、生き残るために必死だった少年たちが次第に闇にとらわれ、原始社会を築いていく過程が描かれている。アメリカでは高校で教材として読まれており、ホラーの巨匠スティーヴン・キングがお気に入りの1冊であると話している。1963年と1990年に映画化もされている。
Netflixが手がける「蠅の王」は?
Netflixが手がける新作は、現代のニューイングランドで暮らす富裕層の若者たちが主人公。彼らは自分たちが故郷と瓜二つの町に連れて行かれたことに気づくも、そこには自分たちの親の姿はない。「蠅の王」同様、若者たちは彼らの新しい世界で生き残るために奮闘しながら、危険な同盟関係を形成し始める。ワーナー・ブラザースが女性版「蠅の王」の映画製作を企画していることが報じられているが、本作とは関係ない。
主要キャストは、アリー役のキャスリン・ニュートン(『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』)、アリーの姉妹カサンドラ役のレイチェル・ケラー(『レギオン』)。アリーは大人のいない世界で若者たちのリーダーとなり、一方でカサンドラは、若者たちの中で最も印象的でリーダーらしい存在として描写されるという。
また、のけ者にされている里子ウィル役をジャックス・コリモン(『Pretty Little Liars: The Perfectionists(原題)』)、怒りっぽく扱いにくいエル役をオリヴィア・デヨング(『ヴィジット』)、特権階級のハリー役をアレックス・フィッツアラン、倫理基準を持ち合わせた"女王バチ"のケリー役をクリスティン・フロセス(『シエラ・バージェスはルーザー』)、賢い技術系のゴーディー役をホセ・フリアン(『シェイムレス 俺たちに恥はない』)、根深い不安を抱えているヘレナ役をナターシャ・リュー・ボルディッゾ(『グレイテスト・ショーマン』)が演じる。
監督は映画『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでメガホンを取ったマーク・ウェブ。脚本は『サンフランシスコの空の下』のクリエイターであるクリストファー・キーサー。二人は製作総指揮も務める。(海外ドラマNAVI)
Photo:アリー役のキャスリン・ニュートン
(c)Hubert Boesl/FAMOUS