ジュリア・ロバーツがアカデミー賞主演女優賞に輝いた映画『エリン・ブロコビッチ』でそのモデルとなった実在の人物にインスパイアされた米ABCの新作ドラマ『Rebel(原題)』。同作のキャスティングに、大人気ドラマ『SEX AND THE CITY』と『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』でレギュラーだった二人が起用された。米Deadlineが報じている。
その二人とは、『SATC』で主人公キャリーと一時は婚約するエイダンを演じたジョン・コーベットと、『キャッスル』でベケットの友人である検視官のラニに扮していたタマラ・ジョーンズ。
エリン・ブロコビッチは法律教育を受けていないハンデをもろともせず、巨大企業を相手に集団訴訟を勝利に導いた実在の女性。そんな彼女の物語を元にしている『Rebel』は、弁護士資格を持たない法律アドバイザーのアニー・"レベル"・ベロが労働者階級のために闘うというストーリー。
本作でのジョンの役柄は、主人公と結婚して10年になる夫グラディ・ベロ。グラディはセクシーなバッドボーイのイメージを維持したまま年を重ねた魅力的な男性で、レベルの連れ子である10代の娘ジギーを養子に迎えて夫婦で一緒に育てている。レベルにとって3番目の夫で最も長く添い遂げている相手であるグラディは自分のことをナイスガイだと思っているが、他の人は彼のことを病的な嘘つきと見なしているという。
そしてタマラは、レベルのかつての義理の妹、ラナを演じる。ラナは自分の兄ベンジーとレベルの間に生まれた姪のジギーが悪い環境にいるのでどうにか助けたいと思っているが、自身も依存症に苦しんでいる状態にある。そんなラナがレベルの元で働くことになるという設定だ。
主人公のレベル役を務めるのは、ケイティ・セイゲル(『サンズ・オブ・アナーキー』)。ユーモアのセンスを兼ね備えたレベルは優秀かつ向こう見ずで、自分が大切だと思う人のためなら、どんな犠牲を払ってでも闘い抜いて勝利を手にするというキャラクターだ。
さらに、レベルの2番目の夫でありジギーの父親であり会社側の弁護士を務めるベンジー役にジェームズ・レジャー(『ラスベガス』)、娘のジギー役にアリエラ・ベアラー(『マーベル ランナウェイズ』)が決まっている。
大人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』で脚本・製作を手掛け、ファミリーコメディ『シェイムレス 俺たちに恥はない』でもペンを取ったクリスタ・ヴァーノフが脚本を担う。製作総指揮には、ヴァーノフとブロコビッチ本人のほか、ジョン・デイヴィス(『ブラックリスト』)も名を連ねる。(海外ドラマNAVI)
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『SEX AND THE CITY』 (c)98/04 CBS Paramount International Television 『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』 (C)ABC Studios