シーズン6まで製作か?!『ウエストワールド』シーズン4へ更新

エミー賞など数多く賞を受賞している米HBOの大ヒットSFドラマ『ウエストワールド』が、シーズン4に更新されることが明らかになった。米Deadlineなどが報じている。

『パーソン・オブ・インタレスト』で製作&脚本&監督を務めたジョナサン・ノーランと妻のリサ・ジョイ(『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』)がクリエイターを務め、J・J・エイブラムス(『LOST』『スター・ウォーズ』シリーズ)が製作総指揮に名を連ねている本作。

AI(人工知能)と西部劇というユニークな設定で、謎が謎を呼ぶミステリアスな展開と大胆なバイオレンスで大ヒットし、シーズン2では日本の江戸時代を表現した「将軍ワールド」が舞台となり、真田広之や菊地凜子といった日本人キャストも出演。そして現在放送されているシーズン3では、パークから脱出したホスト(AI)と人間との対立が、実社会の中で勃発するというスリリングな展開に。現地時間5月3日(日)に75分の拡大版でシーズンフィナーレを迎える。

HBOのケイシー・ブロイズ社長は、「西部劇のテーマパークから、近未来のテクノクラート都市まで、ジョナサン・ノーランとリサ・ジョイのような素晴らしいストーリーテラーによる予想できない展開を毎回楽しんできました。彼らのビジョンでは次にどのようなことが起こるのかとても楽しみです」と述べた。

シーズン4のエピソード数は現時点では明らかになっていないが、シーズン3はそれまでの全10話から減って全8話構成となっていた。放送時期に関しては、現在どのプロダクションも新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で製作が中断し、本作の撮影は2021年にスタートする見込みであることと、2016年に初お目見えしてから、1シーズンに2年の歳月をかけて製作されていることから、今の状況を考えるとシーズン4は2022年に放送されると予想される。

クリエイターのノーランとジョイは昨年、米Amazonと年間3000万ドル(約32億円)に値する5年契約を結んでいるが、情報筋によると、『ウエストワールド』は最大6シーズン分の計画を立てているそうだ。シーズン2後半の視聴者数は205万人だったのに対し、現在のシーズン3は170万人と若干減ってはいるものの、HBOのラインナップの中では人気を博している作品と言える。

シーズン3には、『ジーニアス:ピカソ』で主演を務めるアントニオ・バンデラスや、『ブレイキング・バッド』のジェシー・ピンクマン役で知られるアーロン・ポールの出演。アーロンは以前、「この作品の1話目から大ファンなんだ。だから、出演できるのは最高だね」と答えていた。

大ヒットシリーズ『ウエストワールド』の続報が入り次第、随時お伝えしていきたい。シーズン3は日本ではスターチャンネルにて放送中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ウエストワールド』(c)2020 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.