おしゃべり好きで、想像力豊かなやせっぽちの赤毛の少女アンは楽しいことを見つける天才。年老いた兄妹の養子となった孤児のアンが、いろんな悩みを抱えがらも、まっすぐに立ち向かい成長していく姿を描く海外ドラマ『アンという名の少女』。世界中で愛されているルーシー・モード・モンゴメリの不朽の名作「赤毛のアン」を原作として2017年にカナダのテレビ局CBCが製作した本作が、NHK総合にて9月より日本初放送となる。
「赤毛のアン」は映画をはじめ、過去にも多くの映像化作品が作られており、特に日本では「世界名作劇場」で放送された高畑勲監督によるテレビアニメ版の人気や、原作の日本語翻訳版の第一人者である村岡花子の生涯を描いたNHK連続テレビ小説『花子とアン』など、今でも話題が途切れることなく人気を誇っている。
■小説から飛び出してきたようなアンの魅力にくぎ付け!
おなじみ「赤毛のアン」。まるで小説からそのまま抜け出してきたようなアンが目の前に! アンの止まらないおしゃべりや、感情のままに喜んだり、怒ったり、悲しんだりする姿にハラハラしながら引き込まれるだろう。
■絵画のように美しいプリンス・エドワード島の自然の風景にうっとり
アンもすぐに好きになったプリンス・エドワード島の美しい自然の風景は、見ているだけでもうっとり癒される。
■時代を超えた普遍のテーマが満載。人々の永遠の悩みや問題など...
今も変わらぬ日常の中の人々の悩みや問題が描かれる本作。孤児として育ち、自分の居場所や愛情を求めるアン。容姿へのコンプレックス、10代の多感な少年少女たちの興味や言動、いじめや偏見、不登校やフェミニズムなど盛りだくさんのテーマが扱われている。
19世紀後半のカナダ。自然あふれるプリンス・エドワード島に、やせっぽちでそばかすだらけの赤毛の女の子アンがやってくる。孤児のアンは、「グリーン・ゲイブルズ」と呼ばれる家に住む年配の兄妹マシューとマリラの養子になると決まって大喜びだったが、実は二人が望んでいたのは男の子だったと知ってがっかり。でも、なんとか無事に家族として一緒に暮らせることになり、村で初めての親友ができたり、学校に通ったりして、いろんな経験を重ねて成長していく。おしゃべり好きで想像力豊かなアンは、いつも自分の心にまっすぐで、どんなにつらいことがあってもくじけない。そんなアンと出会い村の人たちも少しずつ変わっていく――。
脚本は『ブレイキング・バッド』の脚本家モイラ・ウォリー=ベケットが担当。アン役は1800人以上の中から抜擢された14歳のカナダ人女優エイミーベス・マクナルティ。原作で描かれているやせっぽちでソバカスだらけの頬、赤毛のおさげ、空想好きでおしゃべりな女の子という設定にぴったりで、まるで原作から抜け出してきたような魅力に溢れている。
美しいプリンス・エドワード島の景色と共に、アンを引き取るマシューとマリラ、そして"腹心の友"ダイアナや、アンにとって運命の人となるギルバートら、お馴染みのキャラクターの姿もあり、こちらも原作イメージに忠実で、キャスティングもクオリティもファン納得の完全版ドラマとなっている。
海外ドラマ『アンという名の少女』(全8話)は、9月6日(日)よりNHK総合にて、毎週日曜日23時から放送スタート。(海外ドラマNAVI)
Photo:海外ドラマ『アンという名の少女』 Marvin Moore © 2017 Northwood Anne Inc.