アンドレイ・サプコフスキによるダーク・ファンタジー小説を元にしたNetflixのファンタジー大河ドラマ『ウィッチャー』。すでにシーズン2の撮影が今年の2月に始まっていたが、新たに登場するキャラクターに起用されていた俳優が変更となった。米Deadlineが報じている。
『ウィッチャー』は、モンスター・ハンターとして旅を続ける超人的な力を秘めた凄腕"ウィッチャー"ことリヴィアのゲラルトが、陰謀と策略が渦巻く戦国の世界で己の居場所を求めて戦う姿と数奇な運命を描く。シーズン2ではドラマ独自のキャラクターも追加されるが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月から撮影が中断されていた。
その影響で配役が変わることになったのは、ゲラルトの幼い頃からの友人で、同じ狼流派のウィッチャーであるエスケル役。当初は、2021年公開予定の映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に出演するトゥエ・エルステッド・ラスムッセンが演じることになっていたが、中断の影響でスケジュール的に撮影続行が難しくなったトゥエは降板することに。後任に起用されたのは、英国ドラマ『女王ヴィクトリア 愛に生きる』でローラインを演じたバジル・アイデンベンツだ。
Basil Eidenbenz will play popular Witcher Eskel in recasting for the second season of @netflix hit series @witchernetflix https://t.co/D5qYO0RXj6 pic.twitter.com/hoR2i5dyh2
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) September 26, 2020
降板が決まったトゥエは9月27日(水)、Instagramに以下のメッセージを投稿。「残念ですが、新型コロナウイルスによるスケジュール変更のため、『ウィッチャー』のエスケル役から降板します。もちろん心が痛みます。ですが、今年初めの撮影に参加できたことにとても感謝しています。関係者全員が情熱を持って真摯に取り組んでおり、本当に刺激を受けました。心温まるメッセージなどで応援してくれているファンの皆さんにお礼を言います。この作品に関わる全員の幸運を祈っています。シーズン2は最高のものになるはずです。そして僕はウィッチャーとしてではなく、一人のファンとしてそれを楽しみたいと思います」
後任のバジルは、すでに現場入りして主要シーンのいくつかに参加していると報じられている。シーズン2から参加することが決まっているのは彼のほか、クリストファー・ヒヴュ(『ゲーム・オブ・スローンズ』)、ヤセン・アトゥール(『新米刑事ヴァランダー』)、ポール・ビュリョン(『ピーキー・ブラインダーズ』)、アイーシャ・ファビエンヌ・ロス(『リリーのすべて』)、アグネス・ビョルン、メシア・シムソンの計7人。
シーズン1に出演しているのは、主人公ゲラルド役のヘンリー・カヴィル(『マン・オブ・スティール』)をはじめ、アナ・シェイファー(『ハリー・ポッター』シリーズ)、ジョディ・メイ(『STRIKE BACK 反撃のレスキュー・ミッション』)、マイアンナ・バーリング(『リッパー・ストリート』)、ミミ・ンディウェニ(『セルフリッジ 英国百貨店』)、エマ・アップルトン(『ジーニアス:ピカソ』)、エイモン・ファーレン(『ツイン・ピークス The Return』)、ラース・ミケルセン(『SHERLOCK/シャーロック』)など。
2019年、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン3に次いでNetflixで2番目に見られた作品となった『ウィッチャー』シーズン1は、Netflixで独占配信中。その成功を受けて、今年7月にはスピンオフ製作も発表された。シーズン2は2021年配信予定だ。(海外ドラマNAVI)
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『ウィッチャー』
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