『ビバヒル』シャナン・ドハティ、末期癌と戦う日々を親友に明かす

1990年代に大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のブレンダ役で知られ、主要キャストが集結したリブート版『ビバリーヒルズ再会白書』にも出演しているシャナン・ドハティ。以前より患っている乳がんが再発し、ステージ4であることを公表している彼女だが、親友だというある女優に今の心境を語った。米E!Onlineが報じている。

その親友とは『バフィー~恋する十字架~』のバフィー・アン・サマーズ役で知られるサラ・ミシェル・ゲラー。カリフォルニアにあるシャナンの自宅でインタビューを行い、親友と言葉を交わした。

2015年2月に初めて乳癌と診断され、治療の末に一旦寛解に向かったものの、2019年に再発。癌は転移していた。シャナンは、ステージ4の診断が何を意味するのかをよく理解し、生きることに集中している。

「私は大丈夫よ。大丈夫というよりもっと元気だわ。強くいられているし、健康だし自信もあって幸せよ。そしてステージ4と告知された時、親しい友人にだけ話したわ」と、力強くスタート。

「自分のことを語る場ではないけれど、今回シャナンのような状況の友達、家族に質問をするのを恐れないことを私は学んだわ。その方がもっといいサポートができるから」と、サラは愛情いっぱいに返した。

「こんな状況になると自分だけでなく、周りの家族にも影響が出るわ。それで結局、どうして自分が?とまた思ってしまう。でも私は他人にも癌を告白することで影響を与えられた。サポートできることがあった。もっとチャリティーに協力したり癌患者のサポートシステムを構築したり。こういう立場の人間だから、知らない人への協力もできたから、私だったんだと思う」と、シャナンは"なぜ自分が癌に?"という誰もが抱く疑問への見解も明かした。

「ステージ4のがんと聞いて、青ざめていて、ボロボロになって動けないからホスピスに行かなきゃいけない、仕事もできないような状態だと世間に思ってほしくないの。人ってすぐに忘れられるもの。たとえ、生き生きしていて健康で幸せだとしてもね。だから、私は自分のことを皆とシェアすることでそれを変えていきたいのよ」

サラも「皆、シャナンどうしてる?って、聞いてくるの。あなたの代わりに答えるのは嫌だけどね。友人が苦しんでいるのを見るのは辛いけど、でもそれだけじゃない。人間には誰しも寿命があるものだし、人生は短い。だからその時その時を生きるべきだとわかって、あなたを誇りに思うわ」とシャナンにインスパイアされたことを伝えた。

また、『ビバヒル』のリブート版についても言及。「やりたくなかったの。理由の一つは、何度も演じてきたし、その道はもう尽きたような気がしていたから。もう二度と放送されないといいな、と思うのとは対照的に、また見たいと思ってもらえるような番組を残したいと感じていた。でも大切な人が亡くなって、その後私もこんな診断を受けて。でも、これはルークを称えるための作品だと思ったから、私にとって大切なことだったの。そして自分自身にとってもね」と、リブート版に出演を決めた理由を明かしてくれた。

ステージ4と診断されても、前向きに家族と友人に囲まれながら日々を過ごしているシャナン。このまま元気な様子をファンに見せ続けてほしい。(海外ドラマNAVI)

Photo:

シャナン・ドハティとサラ・ミシェル・ゲラー
(サラのInstagramより)