ロサンゼルス郡保安局(LASD)の巡査部長ビル・ホリスターは、正義感が強く型破りな法の番人。組織のルールを破ってでも信念を貫こうとして、命令違反に問われてしまう。しかし、折しも現職の保安官が急死し、ビルは1万人が所属する大組織、LASDのトップに就くことになる。5代前から続く法執行官の家系のビルは、ひたすら正義を追い求める人物だ。悪人にも、保安局内の“政治家”たちにも容赦しない。ビルは図らずも保安官の職に就き、策略渦巻く世界を初めて目の当たりにする。そこにいる人々が望むのは、正しい行動ではない。ビルは保安官になってすぐ、自分が生まれつき持っている正義へのあくなき探求心こそが、この仕事に必要なのだと気づく――。