妻キャサリーンが自宅の階段下で血を流して不可解な死を遂げ、その発見者である夫マイケルに殺人の容疑がかけられる。マイケルは犯罪小説家として著名であり、事件発生後すぐにドキュメンタリー監督であるジャン・グザビエ・ド・レストラードに特別に取材する権利が与えられた。カメラは、逮捕から裁判評決までの瞬間、さらにピーターソン家の家族、私生活、弁護の行方を鮮烈にとらえたのだ。現場から凶器は見つからず、妻殺害の動機も判明しないまま、捜査と裁判が進むにつれて、この事件の持つもう一つの隠された事実と誰もが予想できなかった驚愕の真相が明らかにされていく。