異種族バディに込めた強いメッセージ。Netflixオリジナル映画『ブライト』来日記者会見

12月22日(金)より全世界同時配信されるNetflixオリジナル映画『ブライト』。本作は、遥か昔より人間やエルフ、怪物などが共存社会を築いている"もうひとつの世界"であるロサンゼルスを舞台に、人間とオークの警官コンビの活躍を描く異色のアクション・バディ映画。配信に先駆けて来日記者会見が開かれ、3人のキャスト、ウィル・スミス、ジョエル・エドガートン、ノオミ・ラパス、そしてデヴィッド・エアー監督、プロデューサーのエリック・ニューマンとブライアン・アンケレスが登壇した。

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まずは、SFともファンタジーとも言える本作についてエアー監督が「色々なジャンルを混ぜ合わせた、非常に風変わりな作品」とコメント。続けて「ロサンゼルスが舞台のもの、警察を題材にしたものはこれまでにも多く撮影してきたが、今回はそれらとは一味違う作品にしたんだ。見た後、すぐに忘れてしまうようなものではなく、強いメッセージ性を持つ映画に仕上げたよ」と、作品に熱い思いが込められていることを明かした。

人間の警察官ウォードを演じる主演のウィルは「この映画の面白いところは、裕福な上流階級のエルフを筆頭に、中流階級に人間が、オークが下流階級にいる点なんだ。現実とは異なる社会の構造の中で、人種差別や偏見、階級制度を違った視点から見ることができるよ」と、作品の見どころを語った。

そのような階級社会の中で「肌の色や種族ではなく、自分の行動を見てもらいたいと願っているキャラクター」と自分の役を分析するのは、ウィルとバディを組むオークの警官ジャコビー役のジョエル。「脚本を読んで3ページで、この作品と自分の役柄に惚れ込んだよ」とオファーを受けた当時を振り返った。

アクションシーンも盛りだくさんの本作だが、エルフを演じるノオミはその中でも特に苦労したようだ。「エルフはミスをしない完璧な種族だから、彼女と一体になって水のように流れるような動きを目指したわ。そのために、スタントチームとも入念に打ち合わせをして、リハを何回も重ねたし、家でもナイフや銃のトレーニングをしていたの」

会見の最後にはウィルが「皆さん本当にありがとう。『ブライト』はユニークな作品に仕上がったと思うし、思い入れのある一本になった。ぜひ楽しんでね」と、笑顔で手を振りながら締めくくった。

Netflixオリジナル映画『ブライト』は、12月22日(金)より全世界同時オンラインストリーミング。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナル映画『ブライト』来日記者会見。警察官にちなんで特別に作られた、ロゴ入り提灯を手にポーズ