映画『猿の惑星』新作が始動!

高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争という衝撃的なストーリーを描いた映画『猿の惑星』シリーズ。2017年公開の『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』以来となる新作が製作されることがわかった。米Hollywood Reporterが報じている。

今回の『猿の惑星』新作製作は、ディズニーがFOXスタジオを買収してから初となる、FOXの人気シリーズの開発であり、歴史上重要な記念すべき映画となる。FOXは大ヒット映画『メイズ・ランナー』シリーズでメガホンをとったウェス・ボールに製作と監督の白羽の矢を立てた。

『猿の惑星』は、フランスの作家ピエール・ブールによる同名のSF小説を原作にし、1968年に公開。4名の宇宙飛行士を乗せ地球を飛び立った宇宙船は、半年余りの宇宙航行ののち、とある惑星に不時着する。その星では、知能もあり言語も操る猿が、口の聞けない下等動物の人間を支配していた。飛行士テイラーは捕虜となったが、チンパンジーのジーラ博士とコーネリアス博士の理解と協力を得て、同じ人間の女性ノヴァと共に逃亡、新天地を探し求めていく。だが、この惑星は実は地球で、人類が文明を自ら核で破壊していたことを知るというショッキングなラストシーンにより、世界中で大ヒットとなった。

その後もシリーズとして、『続・猿の惑星』(1970)、『新・猿の惑星』(1971)、『猿の惑星・征服』(1972)『最後の猿の惑星』(1973)、そして2011年より新たなシリーズとして三部作となる『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)、『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』が製作された。映画のみならず、TVシリーズの『猿の惑星』(1974)、アニメの『SFまんが猿の惑星』(1975)がある。また、2001年にティム・バートンが監督を務めた『猿の惑星』のリメイク版が『PLANET OF THE APES 猿の惑星』と題し製作されたが、こちらそれほどヒットとはならなかった。

今回の新作が、新シリーズ三部作の続きで4作目になるのか、それともまた新たなリブート版となるのかは現時点では明らかになっていない。歴史ある『猿の惑星』の新作がどのようになるのか、続報が入り次第お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

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『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』より (c)FAMOUS