シーズン8をもって終了することが決まった大ヒット犯罪捜査ドラマ『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』。米ABCは、局を代表する人気シリーズの打ち切りを決めたこのタイミングで、一大変革を試みているようだ。
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ABCはさらに、カントリー音楽の聖地ナッシュビルを舞台に音楽業界の熾烈な争いと複雑な人間関係を描く『Nashville(原題)』、マペット番組の復活作として製作された『ザ・マペッツ』、マーベルの人気映画『キャプテン・アメリカ』のスピンオフドラマ『エージェント・カーター』、理想的な家族の複雑な人間関係を描くミステリードラマ『The Family(原題)』、おとぎ話をテーマにしたミュージカルコメディ『Galavant(原題)』の打ち切りを決定した。
一方で、新作コメディの『The Real O" Neals(原題)』と『Dr.Ken(原題)』は来シーズンへの継続が決定。さらにはパイロット版の中から『Downward Dog(原題)』『Imaginary Mary(原題)』『Speechless(原題)』『Second Fattest Housewife(原題)』と4本のコメディがシリーズ化されることになり、一気にコメディ色を強めている。その中でも、『The Real O" Neals』『Imaginary Mary』『Speechless』『Second Fattest Housewife』は、それぞれ"家族"を中心に描くコメディになっており、各番組で様々な問題を抱える家族の在り方を取り上げていくことになる。
ヒーローものが目立つCW、『Chicago』シリーズが強さを見せているNBCなど、各局が厳しい視聴率争いを勝ち抜くために試行錯誤する中、ABCはこの革新で新たな風を吹き込むことができるのか。今後の展開に注目していきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』
(C)ABC Studios.