大ヒットファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』のティーン版とも言われる、核戦争後の地球を壮大なスケールで描いたサバイバル・アクション『シャナラ・クロニクルズ』。『アイアンマン』のジョン・ファヴローを製作総指揮に迎えて制作された本作は、全米で今年1月に放送開始されるやいなや瞬く間に人気となり、MTV史上最多の視聴者数を獲得。第2シーズンの制作も決定している。
そんな話題作のリリースに合わせて、メインキャラクターのインタビューを2回にわたってお届け。今回登場するのは、アンバリーたちが旅の途中で出会う人間であり盗賊のエレトリアを演じるイバナ・バケロ。本作が持つ特徴や、子役から成長してきた過程を語ってくれた。
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――『ロード・オブ・ザ・リング』や『ゲーム・オブ・スローンズ』など、映画やTVで様々なダークファンタジー作品が作られていますが、そんな中で『シャナラ・クロニクルズ』の特徴とは?
ここ数年で『シャナラ・クロニクルズ』のような作品はなかったと思う。ファンタジーTVシリーズはあっても、私のような『ロード・オブ・ザ・リング』のファンが作品に求めるトロール、悪魔、エルフのようなファンタジー要素を含んでいるものはなかったから、その意味でも『シャナラ・クロニクルズ』はそのギャップを埋めると思うわ。
私がこのプロジェクトに惹かれたのにはいくつか理由があるの。ファンタジー作品の大ファンだから、そういう作品に携わりたいという想いが昔からあって、夢が一つ叶ったわ。しかもニュージーランドでの撮影と聞いてより興味が沸いたし、好奇心をそそられたのよ。エレトリアの役にもすごく惹かれて、今までに演じたことのない役柄を演じることはいい機会だと思ってオファーを受けたの。
――本作は、18~49歳層および総合視聴者層で今春におけるMTV局のトップ10圏内にランキングされただけでなく、12~34歳層では2016年の同局最高視聴率を記録した新シリーズとなりました。若い層を中心にここまでの支持を得た理由は何だと思われますか?
その年齢層にとって魅力的な要素はたくさんあるけれど、一番のポイントはキャラクターね。この作品の魅力は様々なキャラクターが登場して、それぞれが異なったストーリーラインを持っているの。それを行ったり来たりすることによって物語は好奇心をそそるものとなるし、勢いが生まれるわ。そして、そのストーリーの合間に恋愛の三角関係があって、それも物語を盛り上げる要素となっていると思う。それぞれのキャラクターが物語を通して成長していくから、その姿に自分を重ねたり、感情移入することができるはずよ。
――本作にはあなたを含めて若手俳優が数多く出演していますね。その中で、共演して特に驚かされたのは誰ですか?
率直に言って、全員に感銘を受けたわ。私たちはみんな同じホテルで暮らしていたので、すぐに打ち解けてお互いをサポートする関係になったし、作品に対して同じ見解を持っていて、勤勉だったの。
――あなたは、2006年の映画『パンズ・ラビリンス』の主役が印象的でしたが、その後の出演ペースは1年に1作品くらいでしたね。学業を優先されていたのでしょうか?
正しい道を歩かせてくれた両親のおかげよ。適切な指導なく子役でいることは簡単なことではないの。ここは大人ばかりの世界だから、子どもは簡単に道を踏み外してしまい、間違った選択をすることも珍しくないわ。でも、私の両親はいつも学業を第一に優先させ、撮影現場に先生がいるように手配してくれたし、撮影が終わったら必ず学校に向かい普通の生活をさせてくれた。だから、私と同じ年齢の子どもがするようなことは私も普通に経験したわ。
■『シャナラ・クロニクルズ<ファースト・シーズン>』商品情報
7月13日(水)ブルーレイ&DVD発売
「シャナラ・クロニクルズ<ファースト・シーズン>コンプリート・ボックス」
ブルーレイ...11,300円+税/DVD...9,400円+税
6月22日(水)よりDVDレンタル、デジタルセル・レンタル配信中
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
Photo:『シャナラ・クロニクルズ』
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